最終的にNO.1の座についたのは…
混戦を極めた1年、最終ランキングNo.1の座に付いたのはL・ダベンポートだ。全豪と全英で準優勝、全仏ベスト4、全米でベスト8という安定した強さをキープし総合力で1位座を確保した。2005年、ロシアンパワーの活躍は…
注目度No.1と言えば、なんといってもシャラポワであろう。今年は彼女の真価が問われた1年であったといえよう。前半、一度はNo.1の座を自らの力で奪い、ツアー3勝を上げ、このままの勢いをキープすれば・・・と周囲の期待は大いに膨らんだが、後半は故障に泣き、思うような成績を挙げることができなかった。とは言え、人気実力ともにトップであることは誰もが認め、女子テニス界の顔となる選手に成長した。
シャラポワ筆頭に席捲するであろうと予想していたロシアンパワー。4大大会でこそ優勝カップにロシア人の名前を刻むことは出来なかったが、コンスタントに成績を収めており、ランキングトップ20の中に実に7人ものロシア人が名を連ねるという結果をもたらしている。
やはり、今年もロシア選手が中心にツアーが回っていたといっても過言ではないだろう。今年1年コンスタントに成績を残したのはE・ディメンティエワ。4大大会ではシャラポワと共に全ての大会でベスト16以上に進出、全米ではベスト4に勝ち上がっている。
昨年の全仏の覇者A・ミスキナは最愛の母が病に倒れ、テニス以外の環境が影響えお及ぼし調子を落としてしまい勝ち星をあげることが出来ない時期が続いた。しかし、後半になりやっと復調の兆しがあわられてきている。
そしてもう一人のグランドスラムチャンピオン、全米を制したS・クズネツォワは前半こそ順調に好成績を収めていたがウインブルドン後、ハードコートシーズンに入り極度の不振に陥った。ディフェンディング・チャンピオンとして臨んだ全米ではまさかの初戦敗退。結局、中盤からスランプという長いトンネルに入ったまま抜け出すことができずシーズンの終了を迎えることとなった。