乳がんの早期発見を訴え
寄付金を手渡す杉山愛選手 画像提供:tennis365.net |
杉山選手がピンクリボン運動に寄与した経緯には、やはりテニスが関係している。女子のツアーを管轄しているWTAでは3年前から選手に対する健康面のケアを強化すべく、その一環として乳がん検査を年2回実施している。現在、選手は1月の全豪オープンもしくは、3月のマイアミのどちらかで受診することが義務付けられている。
ツアーで厳しい戦いを続けるには体のメンテナンスもプロとして大切な仕事のひとつであると捉えている杉山選手はWTAの定期診断などを通じて乳がんを「身近な問題」として捉えてきたという。
会見で杉山は以下のように訴えている。
日本では若い女性の殆どが未だ検査を受けていない。テニス選手として現役のうちにこういった活動に参加できることは意味深く、乳がんの早期発見について多くの人にアピールしていきたい。がんを知らないことの恐ろしさを分かって欲しい。