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ルール変更、激震走る 男子ダブルスに異変あり!(3ページ目)

男子ダブルスのルールが変更になった。時間短縮をしてダブルス出場者を増やすことがその目的らしい。今回はそのルールの詳細と、変更の経緯を紹介したい。

執筆者:伊藤 一幸

更にダブルスのエントリーシステムは、こう変わる!

ATPは2008年から新しいランキングシステムを導入することも発表している。正式な導入を前に2006年と2007年はその準備期間に当て、エントリーの基準となるランキングはシングルスそしてダブルスどちらか高い方のランキングでエントリーが出来るようにする。そして、2008年からは大会ごとにシングルスの本選に出場する選手のみにダブルスのエントリー資格を与える。

ただし、2つの例外を認めている。1つは大会主催者が出すワイルドカード(主催者推薦枠)での出場。そして、もう1つはシングルス本選に出ていない選手の中で最もランキングの高い選手に出場を認める。後者については、ダブルスが16ドローの場合は2枠。24ドローの場合は4枠。24以上のドローの場合は6枠を用意する。

男子ダブルスよ、どこへ行く…

男子ダブルスのルールが変更するに至ったいきさつ、そして新しいルールについてはよくわかった。が、しかし何か釈然としない。

「シングルスプレイヤーがエントリーしやすいように」という大義名分のもと、ダブルスが虐げられているという印象を払拭できずにいる。ルールが変わった直後のAIG OPENで日本人ペアが優勝を果たし、歴史的快挙とはやしたてた。もちろん、日本人に優位なルールになったとコメントを残している専門家もいたが、私はルールに関係なく実力で優勝したと信じている。

次回は「男子ダブルスルール改正に物申す!」と題し、ルール改正と2008年の新しいランキングシステムに対して疑問符を投げかけてみたい。
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