ATPが発表しているルール改正のその経緯
ATPツアーロゴマーク。改正の経緯は… |
調査の結果、テニスファン・選手・メディア・トーナメント主催者はいずれもダブルスはテニスにおいて大事な種目であるという認識は共通していた。しかし、選手からはダブルスの試合時間が長すぎるため、様々な面で支障をきたすので出場を躊躇しているとの回答が多く寄せられた。その点が改善されるのであればダブルスへの出場を検討してもいいという意見がその大半を占める状態。
そこでプロジェクトとしては、選手から寄せられた生の意見に重きをおき、この問題を改善し、今のシステムを変えることでダブルスに出場する選手を増やすことができれば、大会も活性化し、テニスファンに対し更なるアピールができるようになるのではないかという見解に到達した。そうしてATPでは、思い切って男子ダブルスのルール改正に取り組になったのはことの経緯である。
ATPのこの取り組みに対し、選手もコメントを残しているので紹介したい。R・ナダルは
「ルールの変更はとても良いことだと思う。僕はこれまで幾度となくダブルスに出場しているし、この先もダブルスの試合に出場する予定だ。多分、ルールが改正されることによって、もっと多くのシングルスプレイヤーが僕のようにダブルスの試合に出場するようになるだろうね。そうなればきっと、ダブルスの試合だってセンターコートで行われるだろうし、人気だってでるはずさ。」
とコメントしている。
更にR・ガスケもコメントを出している。
「ルールを変更することによって、この先、もっと多くのシングルスプレイヤーがダブルスに出場するようになるだろうから賛成だね。ルールが改善されれば、僕ももっとダブルスの試合に出るだろうし、そうすればもっと強くなれるような気がする。」