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ルール変更、激震走る 男子ダブルスに異変あり!

男子ダブルスのルールが変更になった。時間短縮をしてダブルス出場者を増やすことがその目的らしい。今回はそのルールの詳細と、変更の経緯を紹介したい。

執筆者:伊藤 一幸


AIG OPEN男子ダブルス 画像提供:tennis365.net
AIG OPEN男子ダブルス 画像提供:tennis365.net
今年のAIG JAPAN OPEN、トーナメントオープン化以来初の快挙として男子ダブルスでの鈴木・岩淵組の優勝を報じていた。スコアは5-4(3)、5-4(3)。「んっ?なにっ?なんで6ゲームじゃなくて5ゲームなの?」と思った人は少なからずいたのではないだろうか。

実は今年のUSオープン以降、男子ダブルスに新しいルールが取り入られ、従来の6ゲーム先取から5ゲーム先取へと変更していたのだ。今年の夏にこのニュースが入ってきていたので、心の準備はできていたものの、やはり慣れ親しんだルールが変わった直後といのは違和感があるものだ。更に、ATPのダブルスエントリーランキングシステムもここ数年で大きく見直されることが確定している。

そこで今回は、「男子ダブルス」の新しいルールと変更にいたったその背景、そしてATPが取り組みを表明している新しいエントリーランキングシステムの詳細を取り上げてみたい。

新しい男子ダブルスのルールについて

新しいルールは「1セット、5ゲーム先取、ゲームカウント4-4でタイブレーク、ノーアドバンテージ」。従来は「1セット、6ゲーム先取、ゲームカウント5-5でタイブレーク」。5ゲームを先取したチームがセットを取り、ゲームカウント4ゲームスオールになった場合はタイブレークに突入するのだが、注目は「ノーアドバンテージ」式の導入だ。

ノーアドバンテージとはカウントが40-40となった場合、デュースにならず次のポイントを取った側がゲームを取るというルールで、レシーバーがサーブをデュースサイドもしくはアドバンテージサイドのどちらかを選択することができる。

>>次のページではルール改正に至った、その経緯についてクローズアップ>>
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