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2005年1月、男子ツアーは真夏のオーストラリアからスタートを切った!昨シーズンはロジャー・フェデラーの強さが際立った1年であったが、今シーズンも、その強さには変わりはないように思われる。とはいえ、男子ツアーには強者か揃っているうえに、若いパワーが台頭している。いったい、どんな1年になるのか、その展望を占ってみたい。
男子はフェデラーの黄金期到来
男子ツアーを語るとき、筆頭となるのがロジャー・フェデラーである。昨シーズン、グランドスラム3大会(全仏、全英、全米)で優勝し、マスターズシリーズでも優勝。なんと全てのサーフェスで複数優勝を成し遂げ、トップ10プレーヤーとの対戦では無敗を誇る。
正に非の打ち所がないロジャー・フェデラーが、最先端のテニスで2005年も、やはり男子テニス会を牽引していく形となるであろう。どのサーフェスにも対応できる順応性の高さと、オールラウンドなプレースタイルと非凡さの証でもある省エネテニスで、群を抜いている。
今までコーチを付けず一人で世界を転戦していたフェデラーが、今年からツアーコーチとして、イワン・レンドルやパトリック・ラフターなどのコーチとしても有名なトニー・ローチェ氏と契約を結び、テニスの極みを目指すこととなった。ケガもなくモチベーションの維持ができれば死角はない。23歳の若きキングの活躍に今年も目が離せない。