文章 : 吉原浩通(All About「テニス」旧ガイド)
6月25日(月)から始まったウインブルドンもいよいよベスト8が決定しました。
男子は芝の種類を球脚が遅い新種に切り替えた影響と大会ボイコットを示唆していたクレーコートが得意な選手の活躍に注目が集まっていたが、ボールのスピード、選手のプレイ、試合結果を見る限り、新種の芝の影響は出ていない。
■男子ベスト8 【 】=シード順
ロジャー・フェデラー(スイス)【15】
トッド・マーチン(米国)【23】とティム・ヘンマン(イギリス)【6】の勝者
マラト・サフィン(ロシア)【4】
ゴラン・イバニセビッチ(クロアチア)
トーマス・エンクビスト(スウェーデン)【10】
パトリック・ラフター(オーストラリア)【9】
ニコラス・エスクード(フランス)【24】
アンドレ・アガシ(アメリカ)【2】
第1シードで5年連続8度目の優勝を狙うピート・サンプラス(米国)が、
4回戦で6-7(7-9)、7-5、4-6、7-6(7-2)、5-7のフルセットで破れ
女子では初戦で第1シードのマルチナ・ヒンギス(スイス)が世界ランキング83位のビルヒニア・ルアノパスクアル(スペイン)に4―6、2―6で敗れ、準々決勝にトップシードがいない結果となった。
しかし、多くのシード選手は順当に勝ち上がっている。
■女子ベスト8 【 】=シード順
コンチータ・マルチネス(スペイン)【19】
J.エナン(ベルギー)
ジェニファー・カプリアティ(アメリカ)【4】
セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)【5】
キム・クライシュテルス(ベルギー)【7】
リンゼイ・ダベンポート(アメリカ)【3】
ナタリー・トージア(フランス)【9】
ビーナス・ウィリアムズ(アメリカ)【2】
サンプラス、ヒンギスが去った今、優勝に最も近いのは
男子はワンセットも落としていないアガシ
女子はヴィーナス、カプリアティである。
いずれにせよ残りわずかな試合に注目したい。