文章 : 吉原浩通(All About「テニス」旧ガイド)
初めてのラケット選びは不安がいっぱいで何をどう選んでよいのか迷うところです。テニスショップを覗いてみると陳列棚には硬式ラケットが所狭しと並んでいます。
それもものすごい本数で地味なものからこれでもかというぐらいハデなものまであり、各メーカーも年に2回程度は2~3本新機種を発表しており、ラケット面の大きさ、厚み、素材も多種多様です。
ユーザーの立場ではついてゆくのに必死といった感じです。
そんな悩める初心・初級者のためにラケットの選び方をご紹介致します。
選び方のポイントはまず予算。
安いものは数千円から高いものになると5万円を超えるものも珍しくありません。価格の違いは主に素材、最新技術が使ってあるかなどに左右されます。
数千円のラケットは素材にアルミを使っており、重く、打球感も悪く、変形しやすいため長い期間使うにはお勧めできません。
ストリングスをはって2万5千円前後から選ぶのが無難ではないでしょうか
2番目はメーカー選びです。
人気メーカーはヒンギス愛用のヨネックス、ビーナス姉妹注目のウイルソン、
最近大活躍の杉山愛が看板のプリンス、アガシ絶賛のヘッド、テレビでおなじみ神尾米推薦のブリヂストン等です。
好きな選手がいる方は迷わずお選び下さい。
メーカーが決まったら次はデザインです。
これは皆さんの趣味の世界になります。その年の流行色やラッキーカラー、テニスウエアーとのコーディネイト、又メーカーのイメージ色もありますのでじっくりと選んで下さい。
ここでいよいよ中身になります。
ラケットの長さはインチで表しますが通常は27インチで、長ラケと称する27.5又は28インチの物が人気があります。厚さにも幅があり、通常は16~20ミリで21~25を中厚、25~30ミリを超厚と言い、厚さが増すとボールの弾きが良いとされています。
ラケット面は平方インチで表しその昔の大きさをスモールラケットと称し、95平方インチ、セミラージ~105、ラージ~120、超ビック~135と大きく四段階に分かれていています。ラケット面が大きくなるとスイートスポット(ボールがよく飛ぶ場所)の面積が広がります。
最近はラージ以上に人気が集まっています。