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匠の技と遭遇!本間ゴルフ酒田工場へ2(4ページ目)

山形県にある本間ゴルフ酒田工場、見学レポートの2回目です。熟練した職人さんが、一本のゴルフクラブを作り上げるまでの数多くの工程を紹介。眩しいほどの光を放つ、軟鉄鋳造作業は必見です。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

広大なドライビングレンジ

長さ、幅ともに非常に広いドライビングレンジ。工場敷地内にあることから、様々なテストに使用される
酒田工場には、350ヤードを優に超える広大なドライビングレンジが併設され、ここでデータを取りながら、主に商品開発に役立てられています。初夏のシーズンには、一面緑色になり、大変美しいのだとか。

ドライビングレンジには、試打用ロボットと、トラックマンと呼ばれる高精度の弾道解析器を備え付け、さまざまな条件でのショットを試し、それをデータ化し検証する仕組みが整っています。このドライビングレンジは、定期的に地元のジュニアに解放しているのだとか。これだけ素晴らしい施設で練習できれば、ジュニアゴルファーもどんどん上達していきそうです。

ガイドもこの素晴らしいレンジで、フラッグシップモデルの「BERES TW914」を試打。しっかり当たると、低めのいい弾道で飛んでいきました。軟らかな打感と飛距離性能が心地よく、フラットなレンジから、落ち際まで自分の打ったボールを見ているのは快感です。

ガイドも試打した「BERES TW914」。美しい形状と心地よい打感を堪能
2回にわたって、紹介した本間ゴルフ酒田工場。印象に残ったのは、やはり、多くの製造工程で、熟練した人の手を介していることです。作業は過酷で、細心の注意が必要なものばかりでしたが、出来上がったゴルフクラブには、そうした職人さんの心を込めた仕事が表れているようでした。

一般的には、手作業が多くなると精度の問題が生まれるのは否定できません。しかし、人の手を介しているからこそ、ゴルフクラブにはゴルファーを魅了する形状や感触があるのではないでしょうか? 東北で、ゴルフクラブ作りに情熱を傾けている人々の姿を目の当たりにすると、そんなことにまで思い及び、何か厳粛な気持ちにさせられるような工場体験でした。



<関連リンク>
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本間ゴルフ、パーシモンウッドの行方
本間ゴルフ(公式サイト)
喜多和生のグリーンサイド(日経ゴルフガイド)
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