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石川遼、夢のマスターズで通用するか?(5ページ目)

石川遼プロが、17歳にしてゴルフの祭典マスターズトーナメントに招待されることが決まりました。夢の舞台で、遼くんが活躍できるか、過去の日本人選手の活躍から検証します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

片山晋呉、今田竜二、両プロにも期待

初出場の選手は、”マグノリアレーン”をくぐるとき幼い頃の夢が叶った感動を味わうだろう
日本人選手では、他にも先日、3月からのダイワ精工とのクラブ使用契約を結んだ片山晋呉プロと、昨年アメリカPGAツアー初優勝を遂げ、賞金ランキング13位と大躍進を遂げた今田竜二プロが出場します。

契約などの兼ね合いによりますが、片山プロは慣れ親しんだナイキのクラブではなく、ダイワでオーガスタに向かう可能性が高くなりました。飛距離は、マスターズで戦うには厳しいようですが、昨年ツアー25勝をあげ永久シードを獲得した日本ツアーの第一人者。代名詞となっているショートウッドを駆使して、好成績をあげて欲しいものです。

初出場ながら、今田竜二プロにも期待が高まります。14歳のときに単身でアメリカに渡りプロになった異色の経歴の持ち主。プロ入りしてからは成績が伸び悩んだ時期もありましたが、昨年は賞金額が300万ドルを越えるなど世界の一流プロの仲間入りを果たしました。PGAツアーの優勝は、青木功プロ(1勝)、丸山茂樹プロ(3勝)に続く、日本人3人目の快挙です。私見ですが、日本人プロの中でもAONや丸山茂樹プロに勝るとも劣らない歴代最高レベルの選手といえるでしょう。

今田プロといえば、ロブショットを駆使した魔法のようなアプローチが得意技。ロングヒッターが有利といわれるマスターズですが、2007年に優勝したザック・ジョンソンの他、ホセ・マリア・オラサバル(2勝)や、ベン・クレンショー(2勝)、ベルンハルト・ランガー(2勝)などそれほど飛距離の出ない選手でもアプローチやパッティングに秀でた選手が優勝しているケースは多く、今田プロにもチャンスがあると思います。

実力もさることながら、アメリカ生活が長く、PGAツアーの雰囲気や芝質に慣れていることも大きなメリットといえそうです。今田プロにとってもようやくつかんだ夢の舞台。実力を存分に発揮して欲しいものです。

今年の開催は、4月9~12日(日本では4月10日早朝~13日早朝)。早朝ですが、早起きして応援したいところ。世界中の名手が集まるマスターズトーナメント。世界のトッププロのプレーを堪能しましょう。



<関連リンク>
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