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知らないと恥!?第2弾 ゴルフの罰則(4ページ目)

ゴルフルールをルールブックできちんと覚えたゴルファーは意外に少ないのが現状。意外と知られていないルールとその罰則について解説します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

グリーンの修復

カップの縁はグリーン上もっとも損傷するところ。ホールアウト後に修復しよう
グリーンの損傷は、ショートパットの成否に重大な影響を与えるといわれています。ところが意外と知られていないことですが、スパイク鋲によって付いた跡などはルール上修復してはならないことになっています。修復できるのは、ボールマーク(落下したボールの勢いなどによってつく跡)とカップの埋め跡だけです。

プレーヤーはパッティングラインに触れてはならないというルールがあります。これは違反すると2打罰です。しかし以下の場合は除かれます。スロープレーにならないようにしながら、ボールマークは積極的に修復しましょう。

(i) ルースインペディメントを取り除くとき。ただし、その際何も押え付けないこと。
(ii) アドレスの際にクラブを球の前に置くとき。ただし、その際何も押え付けないこと。
(iii) 距離を測っているとき(規則18−6)。
(iv) 球を拾い上げているとき(規則16−1b)。
(v) ボールマーカーを押え付けているとき。
(vi) グリーン上の古いホールの埋跡やボールマークを修理しているとき(規則16−1c)。
(vii) 動かせる障害物を取り除いているとき(規則24−1)。
『ゴルフ規則 第3章 16-1』から引用

ボールマーク

プレーヤーは必要に応じて、ボールをマークし拾い上げることができます。マークせずに拾い上げた場合、また正しい位置に戻さなかった場合は1打罰です。『ゴルフ規則』には次のような記載があります。

「拾い上げる球の位置は、ボールマーカー(小さなコインや同様の物を含む)を球の真後ろに置いてマークするべきである。ボールマーカーが他のプレーヤーのプレー、またはスタンスやストロークの妨げとなるときは、クラブヘッドの長さ1つかそれ以上横に移すべきである」

2005年、大変権威のある大会で、マークしたボールの位置よりも近くにプレースしてペナルティを受けた選手がいました。トップレベルでもこのような出来事があるのは残念なことです。選手も故意ではない場合がほとんどだと思いますが、ゴルフは審判のいないスポーツ、特にプレーヤーが注意しなくてはいけません。

実際のゴルフプレーでは、トラブルで処置に困ってしまう事に遭遇してしまうことがあります。ルールを良く知っておく事は自分の身を助け、ゴルファーとしてのレベルを一段階上に引き上げてくれます。ぜひルールブックを携帯してみてください。



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