トラブルから一発で出す！
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| 練習場ではより実戦的な練習を！ |
プロや上級者は、林の間のわずかな空間をインテンショナルショット（意図的に左右に曲げるショット）で抜けたりしますが、これらは別次元の話です。初心者はまず脱出を最優先しましょう。
林の中が難しいのは、以下のような点によります。
１．木と木の間の狭い場所を狙わなければならない。
２．枝などを避けるため低いボールを打たなければならない
３．ライ（ボールの状態）が悪い場合が多い
１．の場合の対処法としては、なるべく広いところへ打つということです。どうしてもピンの方向に打ちたくなるものですが、安全な脱出のためには、真横はもちろん、ピンと逆方向に打ち出すことも躊躇してはいけません。ゴールが木に当たってしまうと、どこに跳ねてしまうかわかりません。さらなるトラブルに巻き込まれることも多く、無理は禁物です。
２．の場合の対処法ですが、コースに出る前に、練習場で低いボールを打つ練習をしておくと良いでしょう。林から脱出するためのショットでは、高く上がりすぎ、枝などに当たるのを防ぐため、低い弾道で打つことが要求されます。しかし、練習場でそうした練習をすることは余りありません。
5～8番アイアンをで、50ヤードくらいの距離を打つ練習をします。クラブは少し短く持ち、小さなスイングで打ちます。20球くらい打つだけで感じがつかめてきます。事前に練習しておくと、プレー中にも余裕を持って臨めます。
３．の状態ですが、芝生の生え揃っているフェアウェイやラフと異なり、林の中はベアグラウンドとよばれる土の地面となっています。こうした状況ですと芝生のようにクラブのソールが滑ってボールに当たることがなくなるため、正確にボールにコンタクトすることが難しくなります。
こうした状況では、ダフリをしないことが大切です。トップボール（ボールの上のほうを打ってしまうミス）を打っても良いので、ボールの上半分を打つつもりで打つのが効果的です。アイアンは、フェースの下目で打ってもボールは上がりますし、トップボールを打った場合でも林から脱出する目的は果たすことが出来ます。
