プロレス/プロレス関連情報

縮まる距離、WWEのネット戦略(3ページ目)

2006年9月21日、世界最大のプロレス団体WWEの日本語オフィシャルサイトがオープン。このサイトがもたらす変化やメリットを、サイト運営を手がける日置貴之氏に話を聞いてみた。

執筆者:川頭 広卓

日本におけるWWEのあり方が根底から変わる

ガイド:具体的には、どのようにしてスリーパーを起こしますか?

日置氏:WWEのコンテンツ、24/7では7万時間の動画アーカイブがあります。WWEは、ECW・AWA・NWA・WCW、全ての映像の権利を持っていますから。

ガイド:アメリカのプロレス史が全て詰まっているといっても過言ではありませんね!

日置氏:日本の公式サイトでも、毎日視聴できる本数を増やしていきます。有料ですが、一本数百円という安価で提供していきます。一日一時間観ても、約190年かかりますよ(笑)。

ガイド:それはファンにとっても喜ばしいことですね。一回の視聴が数百円程度なら視聴しますよ。

日置氏:スーパースターが成り上がった歴史も含めて全て観ることができますからね。髪ふさふさのスティーブ・オースティンが、グレート・ムタと闘った試合なんかもありますよ~。

ガイド:24/7以外には、どうでしょうか?

日置氏:ニュースはWWEのオフィシャルニュースとして、毎日10本近いニュースを翻訳してアップしていきます。現在、最新のストーリーを知るために、コアなファンは自らWWEの本サイトへチェックしにいったりもしていますし、自分のBlogなりでストーリーを書き出している人もいますが、公式といわれる情報の方が配信が遅いという何とも歪な関係が続いてきました。今後は、写真や豊富なニュースでファンをナビゲートすることが出来るようになっていきますので、リアルタイムにより効率よく、情報が入りやすくなるような努力をしていきます。

ガイド:まさに、日本におけるWWEのあり方が根底から変わってきますね。

日置氏:これでも、まだコンテンツとしては20%くらいなんですよ(笑)。来年の初旬の方には本国のサイトとほぼ同等のサービスを作ることができると思っています。日本公演で実現してほしい試合を投票させたり、ディーバを選んだりと、実際に実現するかどうかは別にしても双方向のコミュニーケーションが実現する意義は大きいですよね。

ガイド:ファンの声が海を越え、WWEに届く日がくると?

日置氏:本サイトでも、ファンの方々のニーズをどんどん反映させていきたと思っています。一人でも多くのファンの方々にサイトへ遊びにきてもらって、一緒にWWEを創っていくことができれば嬉しいですね。


<関連リンク>
WWE日本語オフィシャルサイト
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