2.サップ選手は「声明文」の中で、何かとフジテレビの名前を出していますが、ご存知のように選手とプロモーターの間で結ばれるファイティング及びマネージメント契約は全て選手とプロモーター/マネジメント会社間の問題であって、テレビ局がそこに関与することは全くありません。サップ選手のオランダでのトラブルは、起こってからフジテレビのスタッフが知ったことであり、さらに正確に言えば、試合後に私共から事の経緯を説明しに行ったことで、初めて具体的な内容を知っていただいたというのが事実です。従って、どんな意図があって「声明文」にフジテレビの名前が強調して書かれているのか分かりませんが、嫌がらせ・八つ当たりにも似た記載に過ぎません。このことによってフジテレビの皆様にご迷惑をおかけしたことは、この場を借りてお詫び申し上げる次第です。
3.サップ選手は、会場でオランダの地元プロモーターに暴言を吐かれて身の危険を感じたと主張していますが、その地元プロモーターに確認したところ、サップ選手が試合をボイコットしようとする行為に対して困惑したが、そのような暴言はおろか、論争すらもしていないということでした。また、それについては多くの目撃者も存在すると断言していています。そもそも、このオランダ大会は第1部が「イッツ・ショウタイム」、第2部が「K-1 W・GP」というジョイントでイベントを行ったのですが、地元プロモーターは第1部の「イッツ・ショウタイム」のプロモーターであり、第2部の「K-1 W・GP」はマッチメイク等全て日本サイドで仕切っているので、サップ選手の件は直接関係ないのです。サップ選手もそのことを理解していたのか、オランダ大会直後に自主的に行った海外のインタビューで「地元プロモーターはむしろ被害者で何も悪くない」といった趣旨の発言をしていました。それなのになぜ、今回このように、地元プロモーターまでも巻き込むような発言に急に変わったのか理解に苦しみます。
また、当然のことながら、声明文に記載されていたようなホテルのロビーで、喧嘩があった事実は全くありません。会場の各入り口でも空港で使用するような金属探知機を設置してセキュリティにあたっていましたので、危険物が持ち込まれた事実も一切ありません。サップ選手は、自ら日本のある人物を介してオランダ人ボディ・ガード数名を雇ったと言っていましたが、異常に過剰な反応としか思えませんでした。私共としては、そのような得たいの知れないボディ・ガード数名の会場入りを拒否することも出来たのですが、「それでサップ選手がアウェイの地で安心して試合が出来るのならば」と上記ボディ・ガード数名の入場を受け入れた次第です。もちろん、私共K-1と致しましては、格闘技という素晴らしいスポーツを世に広めようと、長い間心血を注いで活動してきましたので、その夢を壊すような反社会的勢力に関与することは、今後も一切ありえません。
このようにサップ選手の「声明文」については、具体的に証言や証拠も挙げながらひとつひとつ完全に否定することは出来るのですが、私共としては、サップ選手との事態を泥沼化させるより、一刻も早く解決することを目指しています。現在の格闘技界の状況に照らしても、これ以上格闘技のイメージを貶めることなく、健全で夢のあるジャンルにし続けることこそ本望でございます。
最後になりますが、サップ選手に対しての私共の気持ちをお伝えします。
確かに、サップ選手がこのオランダ大会で起こした件に対して、私共は大変遺憾に感じていますし、計り知れないほどのイメージダウンを受けました。しかしながら、サップ選手と我々が失った信用を回復するには、もう一度サップ選手自身にK-1のリングに上がってもらい、ファイターとして素晴らしい試合をしてもらうことが一番だと考え、7月30日の札幌大会でアーネスト・ホースト選手とのリベンジ戦を契約に則り誠実にオファーしていたのです。サップ選手には日本でもう一度、ホースト選手と試合に向けた調印式を行い、ファンに必ず試合に参加することを真摯に約束し、日本で、伊原道場等において一生懸命トレーニングして試合に臨む姿勢を見せれば、勝敗に関係なく、サップ選手の復活の第一歩となると考えたのです。
しかし、残念ながら私共のこのオファーはサップ選手に断られてしまいました。しかも、今回のように真実を曲げてでも自己弁護すれば、ファンにも納得してもらえるのではないかと甘く考えるサップ選手の姿勢には、本当に心を痛めて止みません。それでもサップ選手は私共が独自に米国で発掘し、手塩にかけて売り出してきた大切なスター選手の一人です。今でも、サップ選手の可能性を信じていますし、長期契約を結んでいる以上、今後も定期的に試合のオファーをしていく予定です。もしサップ選手が心無い第三者の意見に惑わされているのなら、早く目を覚ましていただきたい気持ちでいっぱいなのです。
3.サップ選手は、会場でオランダの地元プロモーターに暴言を吐かれて身の危険を感じたと主張していますが、その地元プロモーターに確認したところ、サップ選手が試合をボイコットしようとする行為に対して困惑したが、そのような暴言はおろか、論争すらもしていないということでした。また、それについては多くの目撃者も存在すると断言していています。そもそも、このオランダ大会は第1部が「イッツ・ショウタイム」、第2部が「K-1 W・GP」というジョイントでイベントを行ったのですが、地元プロモーターは第1部の「イッツ・ショウタイム」のプロモーターであり、第2部の「K-1 W・GP」はマッチメイク等全て日本サイドで仕切っているので、サップ選手の件は直接関係ないのです。サップ選手もそのことを理解していたのか、オランダ大会直後に自主的に行った海外のインタビューで「地元プロモーターはむしろ被害者で何も悪くない」といった趣旨の発言をしていました。それなのになぜ、今回このように、地元プロモーターまでも巻き込むような発言に急に変わったのか理解に苦しみます。
また、当然のことながら、声明文に記載されていたようなホテルのロビーで、喧嘩があった事実は全くありません。会場の各入り口でも空港で使用するような金属探知機を設置してセキュリティにあたっていましたので、危険物が持ち込まれた事実も一切ありません。サップ選手は、自ら日本のある人物を介してオランダ人ボディ・ガード数名を雇ったと言っていましたが、異常に過剰な反応としか思えませんでした。私共としては、そのような得たいの知れないボディ・ガード数名の会場入りを拒否することも出来たのですが、「それでサップ選手がアウェイの地で安心して試合が出来るのならば」と上記ボディ・ガード数名の入場を受け入れた次第です。もちろん、私共K-1と致しましては、格闘技という素晴らしいスポーツを世に広めようと、長い間心血を注いで活動してきましたので、その夢を壊すような反社会的勢力に関与することは、今後も一切ありえません。
このようにサップ選手の「声明文」については、具体的に証言や証拠も挙げながらひとつひとつ完全に否定することは出来るのですが、私共としては、サップ選手との事態を泥沼化させるより、一刻も早く解決することを目指しています。現在の格闘技界の状況に照らしても、これ以上格闘技のイメージを貶めることなく、健全で夢のあるジャンルにし続けることこそ本望でございます。
最後になりますが、サップ選手に対しての私共の気持ちをお伝えします。
確かに、サップ選手がこのオランダ大会で起こした件に対して、私共は大変遺憾に感じていますし、計り知れないほどのイメージダウンを受けました。しかしながら、サップ選手と我々が失った信用を回復するには、もう一度サップ選手自身にK-1のリングに上がってもらい、ファイターとして素晴らしい試合をしてもらうことが一番だと考え、7月30日の札幌大会でアーネスト・ホースト選手とのリベンジ戦を契約に則り誠実にオファーしていたのです。サップ選手には日本でもう一度、ホースト選手と試合に向けた調印式を行い、ファンに必ず試合に参加することを真摯に約束し、日本で、伊原道場等において一生懸命トレーニングして試合に臨む姿勢を見せれば、勝敗に関係なく、サップ選手の復活の第一歩となると考えたのです。
しかし、残念ながら私共のこのオファーはサップ選手に断られてしまいました。しかも、今回のように真実を曲げてでも自己弁護すれば、ファンにも納得してもらえるのではないかと甘く考えるサップ選手の姿勢には、本当に心を痛めて止みません。それでもサップ選手は私共が独自に米国で発掘し、手塩にかけて売り出してきた大切なスター選手の一人です。今でも、サップ選手の可能性を信じていますし、長期契約を結んでいる以上、今後も定期的に試合のオファーをしていく予定です。もしサップ選手が心無い第三者の意見に惑わされているのなら、早く目を覚ましていただきたい気持ちでいっぱいなのです。