メッシ「オリンピックは僕の夢」

FIFAは、「法律家の意見を聞いたところ、慣例に従い、過去の五輪と同様に23歳以下の選手は五輪に出場させないといけないとの結論に達した。FIFAの大会かどうかは重要ではない。オリンピック出場は選手にとって特別な機会である」とし、23才以下の選手をオリンピックに派遣させるように各クラブに通達した。つまり、メッシだけでなく、ヂエゴやラフィーニャのオリンピック出場も正当なものであると認めた。

同日、CASは、ブレーメンとシャルケが申請した調停を行わないと発表した。ブレーメンとシャルケはこの日、CASに、FIFAの決定に対しても異議を申し立てたが、CAS側は新たな申請については保留とした。バルセロナもFWメッシの派遣拒否の正当性を求め、CASに調停を申請する構えを示している。

こうしてようやく、メッシはアルゼンチン代表へ合流することが決まった。

信念を押して強行参加した選手達と異なり、クラブと母国の間に挟まれる形となったメッシに、「母国を大切にしてほしい。もっと強くなるべき」と先輩でもあるマラドーナが苦言を呈することもあった。

そんなメッシはオリンピックへの参加がようやく決まり、「FIFAの決定が下りたら代表チームの元へ行く。もしクラブがCASに提訴したとしても、その決定を待つことはできない。僕はこれまでもずいぶん長いことチームメイトやスタッフを待たせてしまったんだ。これ以上は手遅れになってしまう。もちろん、CASがオリンピック参加を認めない決定を下したら、その時はすぐにバルセロナに戻る。僕はクラブの立場は十分理解しているつもりだ。ただわかってもらいたいのは、母国アルゼンチンのためにオリンピックで戦うことが、僕にとって夢であると言うことだけなんだ」と胸の内を語った。