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2010年W杯南ア大会、本大会出場への道のり(3ページ目)

2月6日、W杯アジア3次予選・バンコク戦で、日本代表は2010年南アフリカ大会を目指す戦いが始まった。ホスト国・南アフリカをのぞく全31の出場権は、どのようにして決まるのか。各大陸の予選方法を紹介する。

執筆者:斉藤 健仁

アフリカ(CAF)出場枠 : 5+1(南アフリカ共和国:開催国)ホスト国の南アも出場 アフリカ

全大陸で最も予選が厳しいと言われるアフリカ。今大会は中央アフリカ、サントメ・プリンシペをのぞく51チームが参加するが、実はホスト国・南アフリカもこの予選に出場する。というのも、2010年アフリカ・ネーションズ・カップの予選も兼ねているからだ。アフリカ予選は3つの段階に分けて行われる。

1、予備予選
まず、参加全チームの中でFIFAランキング下位6チームが2チームずつ1試合の直接対戦を行う。

2、1次予選
予備予選の勝利3チームと残りの45チームの計48チームが4チームずつ12グループに分かれてホーム・アンド・アウェー方式のリーグ戦を行う。各グループ1位の12チームとグループ2位のうち成績上位8チームの合計20チームが決勝予選ラウンド進出する。もし、南アフリカが首位で終わった場合、2チームが決勝ラウンドに駒を進める。

3、決勝ラウンド
20チームが4チームずつ5グループに分かれてホーム・アンド・アウェー方式のリーグ戦を行い、各グループ1位の5チームが本大会出場権を獲得。ここでもやはり、南アフリカがグループ1位となった場合は、2位チームが出場権を得ることになる。

オセアニア(OFC)出場枠 : 0.5NZ、2度目の本大会出場なるか

今大会よりオーストラリアが抜けたオセアニア予選。11チームが参加するが出場枠は0.5と、他の大陸とのプレーオフを制してのみしか出場権を得ることができない。ニュージーランドが1982年スペイン大会以来の本大会出場を果たせるか。

1、第1次予選
唯一シード権を持つニュージーランドの参加が免除される。さらに、FIFA非加盟のツバルがオブザーバーとして参加。今回の1次予選は、南太平洋大会としてサモアにおいてセントラル方式で行う。5チームずつ2つのグループに分け、上位2チームが決勝トーナメントに進出し、ツバルを除く上位3チームが、2次予選に進出。

2、第2次予選
第2次予選はOFCネーションズ・カップを兼ねる。第1次予選の勝者3チームとニュージーランドの4チームがホーム・アンド・アウェー方式の総当たりリーグ戦を行い、上位2チームが最終予選を行う。

3、最終予選
ホーム・アンド・アウェー方式で対戦。勝者はアジア予選5位チームとのプレーオフ出場権を得る。

アジア最終予選は9月から

アジア第3次予選は今後2008年7月までおよそ半年にわたって行われ、最終予選は今年9月から始まる。日本は初戦のタイに勝利し、まずは順調なスタートを切った。果たして南アフリカ行きの切符は手にできるだろうか。



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