リバウドが決めた、翼くん並みのオーバーヘッド!

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大空翼の代名詞といえば、オーバーヘッドキック。男性であれば、マネをして頭を強打したという人も少なくないはず
主人公・大空翼の生涯の師であるロベルト本郷が第1巻で見せた、シュートをゴールポストに当てて、跳ね返ってきたボールをオーバーヘッドで決める――。

「キャプテン翼」の初期の必殺技といえば何と言っても「オーバーヘッドキック」だ。もちろん、欧州では「バイシクルシュート」という名前の方が市民権を得ているということを知るのは後のことだったが……。

ロベルト本郷がブラジル代表選手だからできた技なのだが、当時のサッカー少年なら一度は試したことがあるのでは?(私も試したが、ポールにボールが当たらない。当たってもまっすぐ返ってこない。返ってきたとしてもオーバーヘッドができるはずもなかったのだが……)

オーバーヘッドと言って真っ先に思い出すのは、2008年1月27日に引退試合が行われる城彰二のシュートだ。1996年、アトランタ五輪のアジア最終予選決勝韓国戦、後半35分、胸トラップから鮮やかに決めたオーバーヘッドだろう(試合には1-2の敗戦)。

また、昨年2007年11月25日、ロナウジーニョがビジャレアル戦でオーバーヘッドを決めたが、シュートには勢いがなく、GKのタイミングを外したようなシュートだった。

「キャプテン翼」で出てくるようなオーバーヘッドを決めたのは、ブラジル代表のリバウドだ。彼が2000-01シーズンのバレンシア戦、最終戦で負ければCL(チャンピオンズリーグ)に出場できないという試合で、見事に勝利を決めた3点目のオーバーヘッドはまさしく、マンガで出てくるものそのものであった。

翼くんの代名詞、「ドライブシュート」

翼くんの必殺技といえば、やはり強烈な縦回転をボールにかける「ドライブシュート」だ。オーバーヘッドしながら蹴って結果的に逆回転のボールとなったり、落ちる角度を変えるフライングドライブシュートになったりと進化することになるが、やはりドライブシュートは大空翼の代名詞である。

まず、ドライブシュートとして思い出すのは木村和司のFKだろう。弧を描くようにゴールに吸い込まれていった軌道が、目に焼き付いている。1985年10月、1986年メキシコW杯アジア1次予選の韓国戦。木村の右足から蹴られたボールは、壁を超えて、鋭く曲がって落ちていく。ゴールキーパーも飛びはしたが、その手に触れられずゴール左上にきまった。

現在はアメリカのLAギャラクシーでプレーするデビッド・ベッカムも、イングランドの主将として、歴史に残るゴールを刻んでいる。2001年10月、翌年の日韓W杯出場をかけた欧州予選の最終戦、ギリシャ戦。ロスタイム、ベッカムが蹴った速いボールは壁を越えゴール前から左へと鋭く弧を描き、ゴール左上に突き刺した。これでイングランドはW杯出場を自力で決めた。

>>現代の「タイガーショット」の名手は誰?>>