イングランドのマイケル・オーウェンは98年フランス大会において、当時代表最年少の18歳でW杯デビュー。アルゼンチン戦でセンターサークル付近からのドリブル突破の強烈なゴールを叩き込み、一躍「ワンダーボーイ」として世界にその名を轟かせた。今大会はイングランドのウェイン・ルーニー(20)を始め、多くの若いルーキー選手たちがW杯という“夢舞台”にデビューする。
「新ワンダーボーイ」と「アッズーリのエース」
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ルーニーはケガから復帰して“爆発”するか!?(©Soccer-Europe.com) |
イングランド代表の「新ワンダーボーイ」ことFWウェイン・ルーニー(20)は、W杯での活躍を期待されていたさなか、4月29日のチェルシー戦で骨折。スヴェン・ゴラン・エリクソン代表監督は彼を招集したが、出場は微妙とされていた。しかし、今月2日の練習でボールを触ったトレーニングをし、7日の精密検査で問題がなければW杯デビューにゴーサインが出る模様だ。自国開催の66年大会以来の優勝を狙うイングランドにとっては、ルーニーのスーパーゴールが不可欠である。
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ジラルディーノは“イケメン”としても今大会の注目選手だ |
もう一人、国民の期待を背負う若きストライカーがいる。イタリアのFWアルベルト・ジラルディーノ(23)だ。アテネ五輪で日本と対戦したイタリアの中心メンバーだったため、覚えている方も多いことだろう。昨夏にACミランに移籍し、今大会はアッズーリことイタリア代表のエースとして臨む。初挑戦したチャンピオンズリーグ(CL)ではノーゴールに終わってしまったが、先月31日に行われたスイスとのテストマッチでゴールを挙げ調子は上向きだ。ドイツでは記念すべきW杯初ゴールをあげ、スキャンダルに揺れるアッズーリに明るい話題を提供したいところだ。