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アフリカの事情って色々あります アフリカの国外組(1)(3ページ目)

アフリカネイションズカップの各国代表を見てみると…国外組の占める比重が非常に大きいことが分かります。つまり、欧州におけるアフリカ選手の比重も非常に大きいわけで…。

執筆者:宮本 あさか

…前ページより続き

■カメルーン:22人中20人が外国でプレー
監督:Winfried SCHAFER(ドイツ)

8人 フランス
3人 イングランド、ドイツ
2人 スペイン
1人 カタール、ルーマニア、スイス、日本

1960年フランスから独立。「日本1人」というのはもちろんエムボマ@ヴェルディ。ちなみに2002年W杯では23人中23人全員が国外リーグでプレー!今回の名誉ある国内組は、2人の控えゴールキーパーです。


■アルジェリア:22人中13人が外国でプレー
監督:Rabah SAADANE(アルジェリア)

8人 フランス
3人 ベルギー
1人 イングランド、カタール

1962年フランスから独立。イスラム過激派によるテロや、去年の大地震などで国政は少々弱体化。ちなみに若かりし頃、ジダンにもアルジェリア代表からのオファーがあったようです。もしこれを受けていたら、ジダンも今年のCANに出場していたのでしょうか?


■ジンバブエ:22人中14人が外国でプレー
監督:Sunday "Mhofu" MARIMO(ジンバブエ)

9人 南アフリカ
1人 フランス、イングランド(2部)、ドイツ(2部)、ポーランド、キプロス 1人

英国系白人によって樹立された国家から、1980年に完全独立。現在も在住白人との問題が耐えないそうです。


■エジプト:22人中7人が外国でプレー
監督:Mohsen SALEH(エジプト)

2人 カタール、トルコ
1人 フランス、イタリア、オランダ

1922年英国から独立。独立年度のかなり早いエジプト。古代文明発祥の地は、また参加国中最も国外組が少ない国でもあります。


■ナイジェリア:22人中19人が外国でプレー
監督:Christian CHUKWU(NGA)

7人 イングランド
2人 ベルギー
1人 南アフリカ、チュニジア、ギリシャ、ノルウェー、イタリア、ポーランド、フランス、ドイツ、オランダ、ウクライナ

1960年英国から独立。かなりバラエティに富んだ外国組み。もちろんかつての宗主国イングランドがひときわ多いのは当然の結果でしょう。2002年W杯では23人中20人が国外プレーヤーでした。


■モロッコ:22人中18人が外国でプレー
監督:Badou ZAKI(モロッコ)

6人 フランス
2人 スペイン、イタリア、イングランド、ポルトガル
1人 ベルギー、ロシア、ブルガリア、ドイツ

1956年フランスから独立。ハッサン国王杯を開催していることでおなじみの王国。


■南アフリカ:22人中12人が外国でプレー
監督:April "Styles" PHUMO(南アフリカ)

4人 ロシア
1人 ノルウェー、ベルギー、イングランド、フランス、デンマーク、ドイツ、アメリカ、イタリア

1961年英連邦から独立。1991年アパルトヘイト廃止。アフリカ最大の「輸出国」として、他国代表には16人もの南アリーグプレーヤーを送り込む一方、自国代表は半分以上が外国組。


■ベナン:22人中16人が外国でプレー
監督:Cecil Jones ATTURQUAYEFIO(ガーナ)

7人 フランス
2人 スコットランド、ドイツ
1人 イタリア、ナイジェリア、ガーナ、イスラエル、スイス

1960年フランスから独立。以前は軍事クーデターが頻発したが、現在は民主化がかなり推進されている。




アフリカネイションズカップ公式HP(英語)
JSports:アフリカネイションズカップ放送

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