現在チュニジアで、アフリカネイションズカップ(アフリカ大陸選手権、略してCAN)が行われています。暑い暑いアフリカの、一応一番涼しい時期を狙って開催されるのがこの大会です。

一方欧州では、もちろんシーズン真っ盛り!それだけに主力選手たちをCANに取られたクラブが、大幅に勢力を落としてしまったりする姿も見られます。1人や2人欠けただけなら「大幅」とは言えないかもしれませんが、某国某クラブではなんと片手では足りないくらいの…。そう、いまやアフリカ選手なしの欧州サッカーは考えられなくなっています。もちろん逆に、「国外組」なしのアフリカ代表もしかり。


<CAN出場各国の「国外組」>

まずはアフリカネイションズカップ参加16ヶ国の中で、各国代表22人中「国外組=自国以外のリーグでプレーする選手」の人数を比べてみましょう。


20人 セネガル / マリ / カメルーン
19人 ナイジェリア
18人 モロッコ
17人 ギニア
16人 RDコンゴ / ブルキナファソ / ベナン
14人 ジンバブエ
13人 アルジェリア
12人 ケニア / 南アフリカ
11人 チュニジア
8人 ルワンダ
7人 エジプト

全代表352人中、外国組239人


22人中20人なんて、まあはっきり言えばほぼ100%国外組。そして国外でプレーする選手が多いことの理由の中で、まず積極的に上げたいのは「アフリカ人選手の実力の高さ」。

1)代表のW杯などでの活躍を受けて、欧州からのオファー・青田買いが相次ぐ
2)外国人代表監督が多く、辞任後、使える選手を外国に連れてゆく

しかしまた、その背後には以下のような事情が含まれていることも確かです。

3)国内リーグの不備
4)国情不安定(政治的にも経済的にも)

さらにそう遠くない昔には欧州の植民地だった国が多いこと、さらに4)国情不安定のせいで難民・亡命者が多いため、こんな事例も多かったりします。

5)実は外国生まれ、または外国育ちである(二重国籍の場合もあり)

つまり欧州で生まれ育ち、欧州で教育を受け、欧州サッカーを習得した選手が、生まれ育った国では代表入りが厳しい、または自分のオリジンを大切にしたいなどの理由で、アフリカ母国代表に入ることは良くある話です。さらに昨年、FIFAが「21歳以前なら1度だけ代表を変えられる」とルールを改正したために、新たな代表入り選手が生まれやすくなったことも事実ですね。
YOMIURI ON-LINEに具体的な事例が掲載されています

そして6つ目の理由が…。

6)国からの強力なオファーを受けて、帰化

ブラジル人サントス(フランス、ソショー)が、開催国優勝を狙うチュニジア「国家」からの熱烈なオファーを受けて、わざわざ国籍を取得したようです。

アフリカネイションズカップ公式HP(英語)
JSports:アフリカネイションズカップ放送

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