背景が白だと見やすい画像に
背景に白い部分を入れるようにして撮影。アゴの部分などははっきりと見てとれます。 |
クワガタの体の色は黒です。飼うのに使う土や木の皮などもダーク系の暗い色が多く、そのまま飼っているケースの中で撮影すると少し見にくくなることがあります。
見やすい画像にするには、背景をなるべく明るい色の部分を選ぶことをおススメします。白に近い色の背景だとクワガタの色もはっきり写り、見映えもグッとアップします。
前ページでご紹介したクワガタを動かして撮る方法であれば、ある程度自由に背景も選ぶことが可能です。背景となる場所を先に決めてからセッティングをするといいでしょう。
ディティールを見せる
オオクワガタのメスの背中にある筋のディティールを撮影。いろんな箇所のクローズアップを撮ってみましょう。 |
マクロレンズを使った撮影では、細部のディティールも写し撮ることができます。クワガタの体にある模様などをクローズアップしたいときなどは、ディティールが写るように撮ってみてはいかがでしょうか。
アゴの部分に注目しがちですが、それ以外にもクローズアップすることで見える箇所はたくさんあります。どこの部分に着目するによって、他の人との写真の違いをアピールも出来ます。ぜひ、こだわりを写真で表現してみてください。
さて、前編、後編に分けてご案内した、クワガタの撮りかたはいかがでしたでしょうか。お子さんの夏休みの自由研究用や趣味で飼っているクワガタの撮影、昆虫撮影の撮りかたの基礎としてもご活用ください。
写真・テキスト 瀬川陣市
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