写真撮影/料理・レシピ写真を撮る

いちごジャムの作り方で学ぶレシピの撮り方(4ページ目)

いちごジャムの作り方を題材にレシピ撮影をする場面のポイントをまとめてみました。どんな場面で撮ったらいいか、わかりやすく解説。いちごジャムのレシピとしても活用してもらえます。

瀬川 陣市

執筆者:瀬川 陣市

写真撮影ガイド

斜め上から撮るのが見やすいですよ


鍋を火にかける
グラニュー糖をまぶしたいちごが入った鍋をそのまま火にかけます。中火で約10分程度煮込みます。いちごの実から汁が出てきます。

火にかけたお鍋の中などを撮るときに、よくありがちなのが、真上から撮るという方法。もちろんそれでもしっかり写っていればことは足ります。しかし、真上から撮ると写しているものが平面に写ってしまい、状態があまりよくわからない場合があります。このような時は、少し斜めから角度をつけて撮るようにすると、立体感が出て見やすい写真になります

ただ、鍋の形状から斜めからでは中が見えないものもあるかもしれません。そういう時は、仕方がないので真上から撮ってください。少しでも斜めからレンズを向けるだけで見え方が変わるので臨機応変に。

どんなものを撮るのでも、真正面とかから撮るより少し斜めから撮ると見栄えがよくなる場合がある、ということを覚えておくといろいろ応用できるかも。


キーポイントも忘れずに

灰汁(あく)取りなど、その料理にキーポイントになる場面も忘れずに撮るようにしましょう。レシピ撮影はキーポイントごとに撮るという感じで、その都度大事なところは撮るようにします。

今回のいちごジャムの作り方でその流れを少し見てみましょう。

灰汁取り
火にかけるといちごから汁が出てきます。このときに灰汁が出るので、まんべんなく取り除きます。灰汁と泡を間違えないように。写真でその違いをご覧ください。


煮込み終わり
火を止めるタイミングによって、いちごの実の状態が変わります。ジャムにするのであれば、早めに火を止め粒を残すようにし、ソース状にするのなら長めに煮込むというように。


水で締める
火を止めたらボールに移し、氷水などで急速に冷やします。ここで冷やすことで色落ちなどがしなくなります。水を入れたボールに重ねあわせるようにします。冷やし方も見てとれるようにしておくといいですね。



さぁいよいよ仕上げです!どのようなジャムになっているのでしょうか、見てみましょう
  • 前のページへ
  • 1
  • 3
  • 4
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます