写真撮影/風景・夜景を撮る

イルミネーションをきれいに写す撮影方法(3ページ目)

イルミネーションの撮り方のレクチャー。きれいに輝くイルミネーションを見た感動のままに撮ってみたいと思ったことはありませんか?簡単なポイントを伝授しましょう。

瀬川 陣市

執筆者:瀬川 陣市

写真撮影ガイド

中途半端に寄ると、寂しいイメージに

イルミネーションの一部を撮る時には、どこかを区切らないとなりません。その区切り方によって、イメージは左右されてしまいます。どこを切り取るかで、イメージも大きく異なってくるのでここは大事なポイント。

一見きれいに見えて、カメラを構えて撮ってはみたのだけど、どこかパッとしない、そんな写真だったら、構図の区切り方に注意してみてください。

失敗例として
どこかあまりしっくりこない構図としての作例。イルミネーションの持つ華やかさがあまり写しきれてない例。どこを区切るとイメージに近くなるかを考えながら、構図を取るといいでしょう。

作例の写真、イルミネーションを撮ってはいるのですけど、どこかイケてませんね。なにか「スカスカな感じ」に見えませんか。それぞれコードの間が大きく、それに対して写っている光が少ない、華やかなイルミネーションを撮っているのに、どこか寂しげな感じに写ってしまう。そんな写真が撮れてしまった原因は、区切り方です。

この写真で言うと、区切り方、つまり構図が中途半端なのですね。ものすごく近寄ってのクローズアップでもない、そうかといって全体を撮っているのでもない、どっちつかずの状態。それが作風にも表れてこのような寂しさを醸し出します。

もし、どうしても寂しい感じにしか撮れなかったら、一度その場所から撮るのは止めてみて、全体が見える位置に移動してみるといいでしょう。「木を見て森を見ず」の状態から抜け出してみるとヒントが見えてくるかもしれません。「押してもダメなら引いてみな」です。力まず、楽しく撮ってみましょうね。

ゴージャスに撮るテクならこの方法です、次のページにどうぞ!
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