中途半端に寄ると、寂しいイメージに
イルミネーションの一部を撮る時には、どこかを区切らないとなりません。その区切り方によって、イメージは左右されてしまいます。どこを切り取るかで、イメージも大きく異なってくるのでここは大事なポイント。一見きれいに見えて、カメラを構えて撮ってはみたのだけど、どこかパッとしない、そんな写真だったら、構図の区切り方に注意してみてください。
どこかあまりしっくりこない構図としての作例。イルミネーションの持つ華やかさがあまり写しきれてない例。どこを区切るとイメージに近くなるかを考えながら、構図を取るといいでしょう。 |
作例の写真、イルミネーションを撮ってはいるのですけど、どこかイケてませんね。なにか「スカスカな感じ」に見えませんか。それぞれコードの間が大きく、それに対して写っている光が少ない、華やかなイルミネーションを撮っているのに、どこか寂しげな感じに写ってしまう。そんな写真が撮れてしまった原因は、区切り方です。
この写真で言うと、区切り方、つまり構図が中途半端なのですね。ものすごく近寄ってのクローズアップでもない、そうかといって全体を撮っているのでもない、どっちつかずの状態。それが作風にも表れてこのような寂しさを醸し出します。
もし、どうしても寂しい感じにしか撮れなかったら、一度その場所から撮るのは止めてみて、全体が見える位置に移動してみるといいでしょう。「木を見て森を見ず」の状態から抜け出してみるとヒントが見えてくるかもしれません。「押してもダメなら引いてみな」です。力まず、楽しく撮ってみましょうね。
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