光をボカして幻想的に撮る
手前にある光を大きくボカして撮影。イルミネーションに近寄り、ピントを奥に合わせることで、手前の光がボケてこのような効果になります。 |
このレクチャーで紹介する撮影方法では、露出優先モードを使用しています。モードダイヤルでは「A」と表記されている部分です。露出をコントロールすることで、自分のイメージに合わせた写真が撮れますので、初めての方もこの機会にお試しください。露出についてまだ、あまりわからないという方は、「露出なんて簡単カンタン!?」と後編「露出はこれでマスター!」もぜひお読みください。
最初は、イルミネーションの光を利用して、幻想的なシーンを撮ってみましょう。これは、イルミネーションにアップで寄り、手前の光をぼかすことでつくるイメージ画像です。
露出優先モードの絞り値をお持ちのレンズで、一番開放させた状態に設定します。つまり、数字で言うと、F値の小さい数字に設定します。この開放値は、レンズによって異なるのでいくつにすればいいとは、ここでは明記できません。F2.8であったりF3.5だったりとそれぞれのレンズによって違います。それぞれのレンズで設定してください。
上の作例を撮影したときのセッティングの様子。三脚に立て、この程度の距離まで寄って撮影しました。 |
イルミネーションの光の色もいろいろ入れてあげると、全体にきれいな色合いになるので試してみてくださいね。
次のページでは、構図の取り方の失敗例から学んでみましょう。