ラインの方向と角度を操る!

26番
メバルの活性が高まるナイトゲーム。着水直後やフォールのバイトをうまく拾うにはコツがある
前回の記事でラインの特長が掴めたら、次は実際に釣りをするときにどのようなライン操作を行えばよいのか考えてゆこう。まず、ルアーをキャストして着水したときのことを想像してほしい。とりあえず、無風で足場もそれほど高くないと仮定しよう。

ラインはティップから海水面までの間は自重によって垂れ下がる。このカーブの垂れ下がり具合で一番大きいものはラインの自重がもっとも高いフロロカーボンライン、次いでナイロン、そしてもっとも自重の軽いPEラインとなる。


次にラインの着水ポイントからルアーまでの軌道だが、空中のラインと水面の摩擦、そしてルアーが沈もうとしてラインを引っ張る動きによって、S字に似た起動を描く。フロロカーボンラインは比重が高いので水に早くから馴染むため、S字の幅はもっとも小さくなる。PEラインは浮く性質があるので、S字の幅がもっとも大きく、ナイロンラインはその中間といった感じだ。


上の図はごく一般的なラインのキャスト直後の様子をまとめたもの。もうお分かりかと思うがブルーがPEラインで赤がナイロンライン、黄色がフロロカーボンラインというわけだ。このようにそれぞれの特性により、描かれる軌道も変わってくる。ここで問題となるのは、着水後のバイトだ。リトリーブを開始すると、ルアーが抵抗となってラインとティップが直線に近くなろうとするため、何かしらの変化があればすぐに手元に伝わる。しかし、ラインが張られていない状態のときにバイトがあれば、ティップに届く変化には大きな違いが生まれるのだ。

フロロカーボンラインは自重があり比重も高いため、沈んでゆくルアーとティップ間のライン軌道がもっとも直線に近く、PEラインはラインの軌道の幅が大きい。ナイロンはその中間となる。この場合、キャスト直後のバイトを一番拾いやすいのはフロロカーボンとなる。

と、まぁ、こんな感じで”キャスト後に何もしない”ことを前提とすれば、フロロカーボンが一番オートマティックに釣りをすることができることになる。しかし、実際にはPEラインでもナイロンラインでもフォールのショートバイトをしっかり取れるアングラーは大勢いる。ガイドもよく質問を受けるのだが、「軽いジグヘッドでアタリが取れない」「フォールのアタリが分からない」といった疑問は、このラインの軌道をコントロールできるかどうかで答えられるのだ。

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