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ライトゲームの場所選びのコツ-港湾編2-(2ページ目)

ライトゲームの実釣編第2回目では岸壁を攻略します。一見見過ごしがちですが、かなり有望なポイントです。ぜひチェックしてくださいね!

執筆者:中山 一弘


どうやってルアーを流すのか?

岸壁は垂直に切り立っているため、それぞれの魚にとって住みやすい層というものがある。ルアーで攻めるときは、その層を確実にトレースする必要があるのだ。もっとも、魚の泳層は毎日一定ではないので、釣り場でロッドを出したらなるべく広範囲を探り、いち早くその日の傾向を見つけ出すことが重要になる。


もっとも効率よく攻めるにはいくつかのやり方がある。ひとつはカウントダウンによって浅い層から深い層を探るという方法。これは別に深い方から探ってもよいが、要は最初にどれだけ沈ませるか、カウントダウンの秒数を変えて様々な層をチェックするやり方になる。ちなみにガイドは夜間は着水してすぐリトリーブを開始するシャローのチェックからはじめ、徐々に深くしてゆく。逆に日中は中層や底付近まで沈めて、徐々に浅い層へとカウントダウンを短くしている。


もうひとつの方法はカーブフォールを使い、斜めにルアーを落とし込んでゆくやり方だ。ある程度、岸壁沿いにキャストしたらスプールを戻し、テンションを掛けたままの状態でルアーを落とし込んでゆく。フォール中にある程度アタリが集中するエリアがあれば、その層に魚がいると判断することが可能になるのだ。もともと魚は落ちてゆくものに興味を持つ習性があるので、この方法はアピールも兼ねるためかなり効率的だ。もし、アタリが集中する層を見つけたら、その層の上まではフリーフォールさせてやると手返しも早く、リズミカルなゲームが楽しめる。ただし、常にフォール中にカウントをとる必要があることと、カーブフォールとフリーフォールのルアー沈下速度の違いを覚えておく必要もあるため、集中力が不可欠。透明度の高い海で、日中にルアーを様々な方法でフォールさせたときの沈むスピードや姿勢などをチェックしておくとよいだろう。

岸壁攻略の最大のコツ

26番
岸壁は長大なエリア。足を使ってテンポ良く探るほうが効率的だ。何回か通ってみると魚が溜まりやすい場所を見つけることもある
26番
大胆に移動して丁寧に攻める。岸壁はこのリズムで攻略しよう!
岸壁を攻めるには一箇所で粘るよりも、なるべく広い範囲を探る意識が大切になる。魚がエサを求めて移動を繰り返していることも多いため、なるべく足で釣果を稼ぐことが重要なのだ。移動先に先ほどいったような変化があればそこを重点的に、それ以外の場所では縦に探る。これを繰り返せば、必ず魚の反応があるはずだ。

岸壁で釣りをしていると、一見しただけでは釣れそうもない岸壁でも意外な魚の着き場を発見することもある。そうした場所を見つけたら、必ずメモにして残しておこう。自分だけのポイントを得る喜びもまた格別だ。

次回も引き続き、港湾を攻略してゆきます。お楽しみに!

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