アートでかけ橋
「予感の光景」 パラモデル 2008年パイン集成材に鉛筆、色鉛筆、アクリル絵具 |
京都・大山崎のまちは、淀川をまたぐひとつの橋によって、人々の交流、文物の往来が支えられていました。生活の賑わいを支えてきた橋が11世紀に壊れたあと、再び橋はかかることはなく現代を迎えました。
その大山崎にアートで橋をかけようとこころみるのが、この展覧会です。気鋭の現代アート作家、小沢剛、セリ-ナ・オウ、パラモデルの3組が、大山崎の歴史と現在を探リます。
「ベジタブル・ウェポン:さんまのつみれ鍋/東京」 小沢剛 2001年 113 x 156cm ラムダプリント 写真提供:オオタファインアーツ |
セリーナ・オウは商店などで働く人々を撮影した作品写真を制作するマレーシア出身の作家です。来日は2回目となる彼女。今回は1ヶ月の大山崎滞在で撮影した写真作品を発表します。
そして3組目は、プラレール(※)などの玩具やパイプなどを室内全体にはりめぐらせるインスタレーション作品を各地で制作・発表し話題を呼んでいるパラモデル。今回は地元の小学生とともに学校の校庭に巨大なプラレールの作品を作り上げ、写真作品を制作します。8月16日には子どもを対象に、プラレールで大きな絵をつくるワークショップが開催されます。
※プラレールは、株式会社タカラトミーの登録商標です
周辺では展覧会に合わせアートフェスタin大山崎町2008も開催予定。昨年に続き、竹灯篭ライトアップやワークショップなど町と人が交流する催しとなります。
夏休みにお子さんと一緒にでかけても楽しめるアートイベントです。是非ご家族でもお出かけ下さい。
【アートでかけ橋】
■会期 2008年7月10日(木)~9月7日(日)
■会場 アサヒビール大山崎山荘美術館(京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字銭原5-3)/大山崎町集会所/大山崎区民会館/離宮八幡宮
■開館時間 10:00~17:00(美術館入館は16:30まで)
■休館日 月曜休(祝日の時は翌火曜休)
■主催 アサヒビール大山崎山荘美術館
■共催 京都造形芸術大学
■助成 豪日交流基金/Arts Victoria
■協賛 ソズ コーポレーション株式会社
■協力 大山崎町歴史資料館/第二大山崎小学校/離宮八幡宮/大山崎ふるさとガイドの会/オオタファインアーツ/mori yu gallery
■後援 オーストラリア大使館/大山崎町/大山崎町教育委員会/大山崎町商工会
■入場料
一般 700円
高校生 500円
小・中学生 無料
※身障者手帳をお持ちの方は300円
※20名様以上の団体料金あり
■問い合わせ 075-957-3123(アサヒビール大山崎山荘美術館総合案内)
詳しくは、アサヒビール大山崎山荘美術館 オフィシャルサイトをご確認下さい。
いかがでしたでしょうか。連日真夏日が続きますが各地で様々な展覧会・イベントが開催されています。ぜひチェックしてみてください。
AllAbout「アート・美術展」では、今後も様々な美術展・イベント情報をご紹介していきます。お楽しみに!
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