アート・美術展/アート・美術展関連情報

2008年8月の展覧会・イベント情報(3ページ目)

月例のおすすめ情報をお届けします。国立新美術館で開催される「静物画の秘密」展、豊田市美術館で開催されるブラジルの現代美術を紹介する展覧会、京都で開催されるアートプロジェクトなど4件をご紹介。

執筆者:橋本 誠

Blooming:ブラジル-日本 きみのいるところ


エルネスト・ネト「私たちのいる神殿のはじめの場所、小さな女神から、世界そして生命が芽吹く」 2006年
エルネスト・ネト「私たちのいる神殿のはじめの場所、小さな女神から、世界そして生命が芽吹く」 2006年 ※この作品は展示されていません
2008年は、日本とブラジルの交流が始まってちょうど100年の節目の年にあたります。また、愛知県は国内でもっとも多くの日系ブラジル人が居住する地域であり、豊田市美術館(愛知)ではブラジルの現代美術作家を15組迎えた、大規模な展覧会が開催されます。

日本でもすでに人気の高いエルネスト・ネトは、柔らかい伸縮性のある布と香辛料を使った私たちの五感に直接うったえかける作品で知られています。有機的なかたちが特徴である彼の作品は我々に不思議な感覚を与えてくれます。今回の展覧会では、いつもの明るくかわいらしい雰囲気とは少し違った、神秘的な空間を見せています。

マレッペ「甘い椰子の木」 2001年
マレッペ「甘い椰子の木」 2001年
また、日本からは昨年ブラジルで個展を開催した写真家川内倫子のほか、島袋道浩が参加します。川内倫子は訪れた先々で出合った人々の日常を撮りおろした作品を、島袋道浩はサンパウロの街中で撮影された路上音楽家とのコラボレーションを映像作品で展示します。

ボサノヴァ・コンサートや映画上映など多くの関連事業も行われます。ブラジルと日本の今を体験しに出かけてみてはいかがでしょうか。



【Blooming:ブラジル-日本 きみのいるところ】

■会期  2008年7月5日(土)~9月21日(日)
■会場  豊田市美術館(愛知県豊田市小坂本町8-5-1)
■開館時間
 10:00~17:30 (入場は閉館の30分前まで)
 ※8/2、8/9、8/16、8/23は19:30まで開館
■休館日 月曜日(7/21、8/11、9/15は開館)
■主催  豊田市美術館/中日新聞社
■後援  ブラジル大使館/名古屋ブラジル総領事館/日伯交流年
■協力  国際交流基金/トヨタ自動車株式会社/ルフトハンザ・ドイツ航空/豊田市国際交流協会/豊田商工会議所
■観覧料(  )内は20名以上の団体料金
 一般  1,000円(800円)
 大・高生 800円(600円)
 中学生以下 無料
 ※障がい者、豊田市内高校生、豊田市内75歳以上の方は無料(要証明)
■問い合わせ 0565-34-6610

詳しくは豊田市美術館オフィシャルサイトをご確認ください。

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