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アーティストの今を感じる アートセンター(2ページ目)

アーティスト自らの手により立ち上げから運営まで行なわれている「Art Center Ongoing」をご紹介。アートの生の息づかいを感じることができる刺激的なスペースです!

執筆者:橋本 誠

アーティストの思いがぶつけれるギャラリー展示

2Fギャラリー
2Fギャラリー
この「Art Center Ongoing」で中心となっているのは、やはり2階にあるギャラリー空間だと言ってよいでしょう。

1ヶ月にひとりのペースでOngoing世代のアーティストを紹介する展覧会が行われており、オープン時間内であれば自由に見ることができます。

アーティストの顔ぶれは様々ですが、屋外へもはみ出すような展示を行ったり、パフォーマンスも合わせて発表するなど、普通のギャラリーではなかなかできないような試みを行なっている方が多いように見受けられます。

藤浩志ゲストトーク
藤浩志ゲストトーク(淺井裕介展)
それは、美術館のように何か歴史的価値やテーマに基づいて作品が選ばれていたり、ギャラリーのように販売を念頭に置いた商業的な展示が行なわれているわけではなく、「ここで何か面白いことがしたい!」というアーティストの思いがそのままぶつけられているからなのかもしれません。

ゲストを招いてのライブやトークイベントも頻繁に行なわれており、アーティスト本人がギャラリーに滞在していることも多いようです。

またOngoingとつながりのあるアーティストの作品ファイルを閲覧することができるライブラリーブースも併設されており、興味のあるアーティストのことをより深く知ることができます。

自然に人が集うカフェ&バー

1Fカフェ&バー
1Fカフェ&バー
外からも様子がよく伺える1階は、カフェ&バーとなっています。

軽食喫茶目的での来場者はもちろん、ギャラリーを見に来た方も、ここで一服入れる方が多いようです。

特に夜や週末は展示アーティストやその友人、関係者などが自然と集まり交流の場になっている様子。何気なく席についたら隣がアーティストだった、なんてこともありそうですね。

居合わせた人々が不思議にも仲良くなれる雰囲気が漂っていますので、思い切って交流の輪に飛び込んでみるのも面白いかもしれません。

いずれにしても、作品というかたちでしかなかなか見ることのできないアーティストの普段の様子を感じることができる場だと言えるでしょう。



いかがでしたでしょうか。名前の通り、「Ongoing」はよい意味で変化のあるアートセンターとして、今後も様々な活動が行なわれていくでしょう。一度とは言わず、二度三度と訪れていただきたいスポットです。

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