エッセンシャル・ペインティング
アレックス・カッツ《四人の女たち》 2005年/274×366cm/油彩、亜麻布 Courtesy Gallería Javier López, Madrid |
言うまでもなく「絵画」は美術の中で最も歴史があり、常に関心の的であり続けてきた作品の形態です。1990年代まで、すなわち近代と呼ばれている時代までの間に、絵画史において様々な試みが行われてきました。
1990年代以降は、○○派、○○運動と言ったような特定の影響力の強い絵画観が興隆するようなことは無くなり、アーティストは現代の感性や価値観に根ざして真に自由で斬新な表現を行いはじめています。
この展覧会では、現在までに特に国際的舞台で脚光を浴び、ヨーロッパとアメリカの最前線で活躍している画家たちがまとめて紹介されています。
マルレーネ・デュマス《ヘレーナの肖像》/1992年/油彩、カンバス/60×50cm |
マルレーネ・デュマスは1953年、南アフリカ生まれ。渋い配色と水彩のような淡いタッチを用いて、少しおどろおどろしい雰囲気で人物などを描いています。
他にも、ローラ・オーエンズ(アメリカ/1970~)、ベルナール・フリズ(フランス/1954~)、リュック・タイマンス(ベルギー/1958~)など、世界で注目を集めるアーティストの作品が出品されていますので、現代絵画に興味のある方には見逃せない展覧会です。
【エッセンシャル・ペインティング】
■会期 2006年10月3日(火)~12月24日(日)
■会場 国立国際美術館(大阪市北区中之島4-2-55)
■休館日 月曜日
■開館時間 10:00~17:00(金曜日は19:00まで/入館は閉館の30分前まで)
■観覧料 ( )は20名以上の団体料金
一般 700円(560円)
大学生 350円(250円)
高校生 200円(130円)
中学生以下、心身に障害のある方とその付添者1名は無料
■問合せ 06-4860-8600(ハローダイヤル)
■主催 国立国際美術館
■協力 日本航空
■協賛 (財)ダイキン工業現代美術振興財団
■後援 在大阪・神戸オランダ総領事館/スウェーデン大使館/フランス大使館/ブリティッシュ・カウンシル/ベルギーフランドル交流センター FlandersCenter
詳しくは国立国際美術館 ホームページにて。
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