世界的ユーモア作家
P・G・ウッドハウス
ユーモア小説の古典〈バーティー&ジーヴス〉シリーズ11編を収録。ウッドハウス・ブームの引き金となった1冊だ。 |
P・G・ウッドハウスは1881年にイギリスで生まれた。オックスフォード大学の名誉文学博士号を取得後、銀行勤めの副業としてユーモアミステリーを発表し、副業のほうが収入が多くなったために退職。専業作家として〈ジーヴス〉〈マリナー氏〉〈エムズワース卿〉などのシリーズを発表し、いずれも爆発的な人気を博した。日本に紹介されたのは戦前のことだが、1966年の『ジーヴス物語』以来――2005年に『比類なきジーヴス』が上梓されるまで――39年間にわたって単行本は刊行されなかった。その後の3年間で10冊が上梓されたと言えば、近年のブームの凄さは明らかだろう。
著者の単行本については次のページで御紹介します。