さて、対決の結果は……?
ストレスまみれの毎日を忘れるアナザーワールドへ! |
さて、「対決」なんて大それたタイトルにしてしまいましたので、僭越ながら審判を下してみましょう。
■日常を忘れる度
『香水―ある人殺しの物語』★★★★★
『妖異金瓶梅』★★★★☆
トンデモない奇想を最後まで貫く『香水―ある人殺しの物語』の方が上。
■ストレス解消度
『香水―ある人殺しの物語』★★★★☆
『妖異金瓶梅』★★★★★
あまりにも金蓮の悪女っぷりが爽快なので『妖異金瓶梅』の方が上。
■エロティック度
『香水―ある人殺しの物語』★★★★★
『妖異金瓶梅』★★★★☆
主人公はセックスに興味がないのにメチャクチャ隠微。『香水―ある人殺しの物語』の方が上。
■ミステリー度
『香水―ある人殺しの物語』★★★★☆
『妖異金瓶梅』★★★★★
フーダニット(犯人)もハウダニット(トリック)もホワイダニット(動機)も凝っているので『妖異金瓶梅』の方が上。
というわけで、東西のエロティック・ミステリー、皆さんはどちらが読みたくなりましたか? 2冊ともガイドにとっては思い入れのある本なので両方読んでくださったら一番うれしいですが、お好みによって選んでくださいね。