【3月上旬】大ベストセラー『ダ・ヴィンチ・コード』が文庫化
文庫は上・中・下同時発売。映画「ダ・ヴィンチ・コード」は5月20日世界同時公開! |
角川書店より3/10発売予定です。
<ほかの注目文庫>
・ジョン・ディクスン・カー『剣の八』(ハヤカワ文庫)3月上旬発売予定
・ハーラン・コーベン『イノセント(上)(下)』(ランダムハウス講談社文庫)3/1発売予定
・清涼院流水『とく。』(徳間デュアル文庫)3/4発売予定
・石田衣良『うつくしい子ども』(徳間文庫)3/4発売予定
・新堂冬樹『溝鼠』(徳間文庫)3/4発売予定
・鯨統一郎『間暮警部の事件簿』(小学館文庫)3/7発売予定
・小林泰三『脳髄工場』(角川ホラー文庫)3/10発売予定
・奥田英朗『イン・ザ・プール』(文春文庫)3/10発売予定
【3月中旬】稲見一良『セント・メリーのリボン』が復刊!
光文社は偉い、偉すぎます。稲見一良『セント・メリーのリボン』が復刊するじゃないですか。病床で亡くなるまで小説を書き続けた稲見一良。無駄のない、研ぎ澄まされた美しい文章が特徴的な作家です。表題作の「セント・メリーのリボン」は猟犬探し専門の探偵・竜門卓が主人公。眼の不自由な令嬢に依頼されて、いなくなった愛犬を探します。犯人を見つけた後の、とても優しいラストが印象的。
著者は食べ物の描写も巧い。冒頭に収録されている「焚火」で追われている男に老人がつくってやるハムステーキ! ものすごく美味しそう(毎回そればっかり言ってる気がしますが……)。あまり男くさいハードボイルドは好きじゃないという人にもぜひ読んでいただきたい1冊です。光文社文庫で3/14発売予定。
<ほかの注目文庫>
・二階堂黎人『新・本格推理06』(光文社文庫)3/14発売予定
・綾辻行人『鳴風荘事件殺人方程式(2)』(講談社文庫)3/15発売予定
・J・ケラーマン『ドクター・デス(上)(下)(仮)』(講談社文庫)3/15発売予定
・森博嗣『アイソパラメトリック』『悪戯王子と猫の物語』(講談社文庫)3/15発売予定
・横山秀夫『第三の時効』(集英社文庫)3/17発売予定
【3月下旬】気になるミステリー
下旬は内容の情報がほとんど入手できてないので、タイトルのみ紹介します。東京創元社のホームページによると“抱腹絶倒の傑作ユーモア・ミステリ”『アルアル島の大事件』と“仏ミステリ界の女王が放つ、本格ミステリ新シリーズ”第1弾という『青チョークの男』が気になります。・クリストファー・ムーア『アルアル島の大事件』(創元推理文庫)3月下旬発売予定
・ジル・チャーチル『誰かさんが見ている(仮)』(創元推理文庫)3月下旬発売予定
・デイヴィッド・マレル『トーテム〔完全版〕(上)(下)』(創元推理文庫)3月下旬発売予定
・藤岡真『白菊』(創元推理文庫)3月下旬発売予定
・フレッド・ヴァルガス『青チョークの男』(創元推理文庫)3月下旬発売予定
・新保博久『5分間ミステリー名探偵に挑戦』(扶桑社文庫)3月下旬発売予定
・『ダーク・タワー(V)カーラの狼(上)(中)(下)』(新潮文庫)3/28発売予定
<関連サイト>
・関連リンク集太洋社文庫発売一覧……出版物卸売会社(取次)の太洋社のサイト。文庫の発売予定が日付順、出版社順、著者名順に見られて便利。情報ソースとして使わせていただいています。
・関連リンク集e-hon文庫新刊案内……出版社別に当月の文庫新刊を一覧でチェックすることができる。