いきなりタイトルで脅して申し訳ありません。グロテスクな描写てんこもりで駄目な人はまったく駄目、でもハマる人はどっぷりハマる。そんな本をどうぞ。

恐・美・笑の三位一体平山夢明『独白するユニバーサル横メルカトル』

独白するユニバーサル横メルカトル
日本推理作家協会賞を受賞した表題作はなんと地図が語り手!
日本推理作家協会賞を受賞した表題作が収録されているということで、発売当初から話題になっていた本書。2ヶ月積読していたのですが、読んでぶっ飛びました。凄まじくグロテスクで、奇妙に美しく、そして笑えるのです。

いじめに悩む少年が湖の畔で暮らす老人と交流する「C10 H14 N2(ニコチン)と少年――乞食と老婆」、死体を食らう大男の世話をするうちある欲望にとらわれるヤクザの顛末を描いた「Ωの晩餐」、義父の虐待を受ける少女が殺人鬼に会うことを願う「無垢の祈り」など計8編を収録。

表題作の「独白するユニバーサル横メルカトル」はなんと地図が持ち主を〈お坊ちゃま〉と呼び、自ら見たことを語りだす。地図だけが知る連続殺人の真相が描かれます。

どれも傑作なのですが、次ページではガイドお気に入りの作品をご紹介!

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