縦位置シャッターユニットでポートレート撮影をやりやすく
もうひとつ、縦位置シャッターユニットも次の一歩として購入しておいてもいいアクセサリのひとつだ。縦にかまえたときにシャッターを切りやすくするもので、ポートレート撮影を主用途とするのであれば持っていていいアクセサリだ。本体のみで縦位置で撮影する場合、どうしても手首に負担がかかるのだがこれを軽減させることができる。
縦位置シャッターユニットには、複数のバッテリーを入れることができるので、バッテリーライフを増やすことにもなる。
このようにバッテリーを複数入れることができるものが多い。
ただし、エントリーモデルには用意されていないことがあるので注意が必要だ。キヤノンではEOS Kissシリーズでも用意されているが、ニコンではエントリーモデルのD3000/D5000には用意されていない。
これはミドルクラスとの差別化の意味もあり、それぞれのメーカーによって意向が異なっている。ガイド記事にも書いたように、事前にチェックしておきたい部分だ(参考ガイド記事:デジタル一眼カメラの購入前にはここをチェックせよ!)。
デメリットとして、システム全体が大きくなるということが挙げられる。ただ、EOS KissシリーズやE-620のように本体が充分に小さい場合は、シャッターユニットを装着するとちょうどいいバランスになったりすることもある。
特に軽いボディに重めのレンズを使う時には重心が本体よりも前に行ってしまうので、シャッターユニットをウエイト代わりにすることもできる。……本末転倒な気もするが。
どちらかといえば腕力のある男性向きのアクセサリではあるが、縦位置での撮影が多いのであれば使ってみてもらいたい。
店頭で試すことは無理かもしれないが、ショールームであれば実物を本体に合わせて見せてもらえるところもあるだろう。