タイ/タイ基本情報

仏教国タイならではの文化(風習)・タブーとは(3ページ目)

タイ旅行中、タイのマナーや文化、風習がわからず戸惑ったりトラブルに巻き込まれるのは避けたいものですよね。今回は、気持ちよくタイ旅行ができるために、知っておきたいタイの文化やマナー、風習やタブー、そしてすぐに使える簡単タイ語会話をご紹介します。

執筆者:清水 千佳

ワイ(合掌)とは

タイではマクドナルドもワイ(合掌)をしている

タイではマクドナルドもワイ(合掌)をしている

タイ人が手のひらを合わせている姿、日本でも例えばタイ料理屋さんやタイ国際航空のポスターなどで目にしたことはありませんか。タイ語でこの合掌のことをワイといい、タイ人にとって挨拶や感謝の意を表す行動です。日本のおじぎに近い感覚のものと言えるでしょう。なんとタイではミシュランの人形も、マクドナルドの前にいるドナルドおじさんもワイをしてお客さんをお出迎えしているほど。

ワイは挨拶する相手の歳、地位によって手を合わせる高さが違います。相手の地位や歳が上であればあるほど、手の高さ上がっていくのです。また、ワイをするタイミングですが、年下から目上へ、そして店の場合は、スタッフからゲスト(客)へ先にワイをするのが一般的です。ゲスト(客)からワイをするのはタイ人にとっては不自然な光景として映ってしまいます。

寺院参拝時の服装

服装の規定が厳しいエメラルド寺院だけでなく、他の寺院に行くときにも服装には気をつけたい

服装の規定が厳しいエメラルド寺院だけでなく、他の寺院に行くときにも服装には気をつけたい

タイ観光で多くの人が訪れるであろう寺院。タイ人にとって寺院は神聖な場所です。常夏のタイではありますが、特に女性は肌の露出を避けるようにしてください。ノースリーブ、ミニスカート、短パンは基本的にNG。男性も短パンにビーチサンダルは避け、長いズボンとサンダル以外の靴で訪れるほうが好ましいでしょう。特に有名観光スポットでもエメラルド寺院は参拝者の服装には厳しいことで知られています。


 

タイの禁煙事情

昨今の世界的な風潮に違わず、タイでも冷房の効いた室内や、レストランは禁煙。最近ではバーでも室内は禁煙という新しい法律が制定されました。破ると店側も吸った客も罰金の対象となります。そのためか、タバコの吸える屋外(ルーフトップなど)のバーやレストランが最近増えています。

タイのアルコール事情

クラブやバーでもタバコが吸えないのは喫煙者にとってはつらいという声も多い(c)Dude Magazine

クラブやバーでもタバコが吸えないのは喫煙者にとってはつらいという声も多い(c)Dude Magazine

基本的にバーなどお酒を出す店の営業は午前2時までとなっています。日本人になじみがないルールとしては、選挙前日は、スーパーでもバー、レストランでも酒類が販売禁止になるということ。

また、タイでは午前11時から14時、そして17時から深夜24時までの時間帯のみアルコール類の販売、提供ができるという法律があります。この時間外にアルコール類の販売、提供をした場合は処罰の対象となるので、まず販売してくれる場所はありません(一部ホテルでは外国人観光客には販売しています)。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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