クリスマスのクラブは店側が出会いのアシストをしてくれる
次は、もう少しスマートに出会える場所に話題を移しましょう。奇麗なOLさんとかと出会える場所はどこになるかな?
芦沢:
そうなるとクラブになりますね。
ガイド:
では、クリスマスシーズンのクラブの状況からおさらいしますか。教授ならどこに行く?
芦沢:
銀座の『ジニアス』、六本木の『フラワー』、『A.I東京』、西麻布の『エーライフ』、渋谷の『キャメロット』。出会うならこれらのクラブがオススメですね。
ガイド:
ほう、理由は?
芦沢:
このテのクラブは店やDJが客を煽ってくれる。例えば「今日はクリスマスイブです。お店からのプレゼントです」なんて言って、客全員にテキーラをタダで飲ませる。するとアルコールがアルコールを呼び、店の売り上げもあがるんです。
ガイド:
クリスマスから年末はクラブにとってかきいれ時だからね。いかに飲ませるかという。
芦沢:
そう。コレは僕のDJ経験から言えることですけど、女のコがベロベロに酔ってエロくなってくれないと男はお金を使わないんですよ。この時期に稼がないと店も厳しいわけですから。
ガイド:
で、お酒と出会いがどう繋がるの?
芦沢:
つまり女のコを酔わせることで男のナンパ心を刺激し、さらにお酒を売ろうってワケ。「クリスマスだから酔って出会ってお持ち帰りされちゃおうよ」っていう趣旨なんですよ。
ガイド:
ワハハハ! それは頼もしいねぇ。クリスマスは店側が出会いのアシストをしてくれる、と。いわゆるナンパ箱と言われているようなクラブはそういう状況なわけね。で、客の男女比率ってどうなの?
芦沢:
残念ならが女のコの方が少ないですね。6対4、もしくは7対3ぐらい。
ガイド:
男が圧倒的に多いわけだ。
芦沢:
そこで誘い出す時間が大切になってくる。僕がクリスマスにDJしてた経験からすると、どんなに仲のいいグループでも帰りはバラバラで帰っているんです。「私彼氏のウチに行く」とか、「友達に送ってもらう」とか。それはもう、100%に近いくらい。
ガイド:
ああ、なるほど。例えそれが女のコの見栄であってもね。「今日は迎えが来てるから1人で帰るね」って言いたいわけね。
芦沢:
これまた僕の経験から言わせてもらうと、普段は友達と帰るコがクリスマスだけは送ってって言ってきたりだとか。でもそのコ、一緒に帰る寸前に先にナンパされた男から電話で誘われたら何も言わず消えました。
ガイド:
要は「今日は女だけで楽しもう、お酒飲んで忘れよう」ってクラブに来るんだけど、本音は別のところにあって、「私は寂しくない」っていうプライドの張り合いなワケね。
芦沢:
そう。女のコの立場からすれば男女比率の差は男を選び放題ということになる。それは、クラブに行こうっていう理由付けにもなっていて、クラブにいる間は一緒に来た女友達との友情があるし、踊っている時間が楽しいから簡単について行ったりしないけど、帰り際になると急に女同士のプライドが芽生えるんです。「友達は男が迎えに来てるのに私だけひとりで帰りたくない」「友達はナンパされたのに私だけ誘われないのは悔しい」っていう。だから、帰り際が最大のチャンスなわけです。
電話で呼び出してもいいし、クラブの外で出待ちしてもいい。誰でもいいってワケではないけど、1人でいたくない、プライドがあるから女友達とも帰りたくないっていうのは確実にあるから。
ガイド:
鉄は熱いうちに打て、と。でも、何で帰り際なの?
芦沢:
女のコは酔っているし、それに何人にもナンパされて携帯電話の番号を交換しているから、アドレス帳の名前を見ただけでは誰が誰だか分からない。で、自分からは電話をしづらい。だから、クラブの外で出待ちをして連絡するくらいでないとダメですね。次の日に連絡しているようではもう遅い。
フロアーの中で出会ってそのまま消えるってパターンもあるけど、可能性は低いですね。ほら、女のコは「もっといい男がいかな」って品定めをしている時間だから。
ガイド:
なるほど、よーく分かりました。「帰り際の法則」をお勉強したところで、次の話題に移りましょう。
次のページは、出会いやすいクラブについてトークしています。