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外国映画史上のBest10&More10(3ページ目)

外国映画史で重要かつ名作で、ガイドも好きな10本と、ある一部の方にヒットしそうなMore10(カルト映画)10本、計20本をお届けします。

執筆者:中野 豊

外国映画史上のMore10 第10位~第6位


『燃えよドラゴン』
ENTER THE DRAGON
龍争虎闘
『燃えよドラゴン』
第10位:『燃えよドラゴン』
(1973年/香港=アメリカ映画/上映時間:100min/監督:ロバート・クローズ/出演:ブルース・リー、ジョン・サクソン、ジム・ケリー、アーナ・カプリ、アンジェラ・マオイン、シー・キエン)
・アチャ~という奇声と共に我々の前に現れたブルース・リーは、本作公開時には、亡き人でした。スパイ映画もどきの物語はこの際どうでもよくて、トーナメントで勝ち抜くリーのアクションに熱血、熱狂の一篇です。

『ジョニーは戦場へ行った』
JOHNNY GOT HIS GUN
『ジョニーは戦場へ行った』
第9位:『ジョニーは戦場へ行った』
(1971年/アメリカ映画/上映時間:112min/監督:ダルトン・トランボ/出演:ティモシー・ボトムズ、キャシー・フィールズ、ジェイソン・ロバーズ)
・「かつてないみずみずしさと美しさで 執念の鬼才ドルトン・トランボが描く、青春の輝き、生きることの強さ、尊さ、素晴らしさ……。」とは公開時のキャッチコピーですが、その言葉に騙されると痛い目に逢う、目を背けたくなるような痛みを伴う反戦映画の傑作です。

『ピアノ・レッスン』
THE PIANO
『ピアノ・レッスン』
第8位:『ピアノ・レッスン』
(1993年/オーストラリア映画/上映時間:121min/監督:ジェーン・カンピオン/出演:ホリー・ハンター、ハーヴェイ・カイテル、サム・ニール、アンナ・パキン)
・マイケル・ナイマンの曲。激しい愛とエロティシズム。オーストラリア映画の最高作といいたい本作の真の主役はやはり「ピアノ」。ラストシーンには二つの解釈があるようですが、私は少数派の意見です。みなさんは、ヒロインのラストをどう見ましたか?

『シャイニング』
THE SHINING
『シャイニング』
第7位:『シャイニング』
(1980年/イギリス映画/上映時間:119min/監督:スタンリー・キューブリック/出演:ジャック・ニコルソン、シェリー・デュヴァル、ダニー・ロイド)
・曰くつきのホテル。冬場に親子3人で管理(住む)するにはあまりに広いホテル。父親は日増しに気がふれてゆき、予知能力を持った息子が壁に書いた「レッドラム」←英語にして逆から読むのですが……。イギリスで歴代最も怖い映画No.1に選ばれたゴシックホラー!

『未知との遭遇』
CLOSE ENCOUNTERS OF THE THIRD KIND『未知との遭遇』
第6位:『未知との遭遇』
(1977年/アメリカ映画/上映時間:135min/監督:スティーヴン・スピルバーグ/出演:リチャード・ドレイファス、フランソワ・トリュフォー、テリー・ガー)
・映画は脚本だ!とおっしゃる方にはあまり評判はよくないのかもわかりません。本作はすべからく映像と音に頼っている映画だからです。見世物としての映画表現の最も成功した例の1本でしょう。バックミラーに写った後続車が上昇するシーン。ハイウェイを飛行するUFO。単純な5音階と光のシンクロ。シャンデリアのような超巨大な光るマザーシップ。ヴィジュアル優先の革新的SF映画です。


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