CLOVERFIELD 『クローバーフィールド/HAKAISHA』 |
日本が誇る大怪獣『ゴジラ』は、ハリウッド映画『GODZILLA』となりましたが、怪獣物の元祖といえばアメリカ映画の『キング・コング』ということになるでしょう。
さて、今回は「怪獣映画の元祖並びに韓国が作った記憶に新しい名作の2本」、「怪獣映画先進国日本の東宝映画から3本」、「大映映画(現:角川映画)の2本と忘れられそうなアメリカ映画の1本」、そして「スピルバーグ監督の巨大生物映画の傑出した2本」の4つのカテゴリーから10作品をセレクトします。
◆まずは、新旧の名作怪獣映画はアメリカ映画『キング・コング』と、新しい怪獣映画の秀作、韓国映画の『グエムル -漢江の怪物-』から。
『キング・コング』
KING KONG 『キング・コング』 |
大人気のモンスターだけにその類似品、パロディ映画は多数あり、日本では松竹映画、斎藤寅次郎監督の『和製キング・コング』をはじめ、東宝の『キング・コング対ゴジラ』、『キング・コングの逆襲』、香港映画『北京原人の逆襲』、イギリスのビートルズを題材にしたアニメーション『イエロー・サブマリン』にもキング・コングの姿を見ることが出来ます。
[作品情報]
・1933年/アメリカ映画/上映時間:100min
・監督:メリアン・C・クーパー、アーネスト・B・シュードサック
・出演:フェイ・レイ、ロバート・アームストロング、サム・ハーディ
『グエムル -漢江の怪物-』
THE HOST 『グエムル -漢江の怪物-』 |
『殺人の追憶』のポン・ジュノ監督が手掛けた異色のモンスター・パニック巨編で、韓国では興行記録を次々と塗り替える大ヒットとなり大きな話題を集めました。また日本のキネマ旬報誌の2006年外国映画のベスト10では『ブロークバック・マウンテン』より上位の第3位!驚きました。
[作品情報]
・2006年/韓国映画/上映時間:120min
・監督:ポン・ジュノ
・出演:ソン・ガンホ、ピョン・ヒボン、パク・ヘイル、ペ・ドゥナ
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