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ロボット映画傑作選

『トランスフォーマー』の公開を記念して、ロボット(ヒューマノイド含む)映画の傑作選をお届けします。痛快な『ロボコップ』、人口知能ロボットの悲哀を描いた『A.I.』他を紹介します。

執筆者:中野 豊

全米で驚くべき興行収入(1週間興行収入レコードをたたきだしました)をあげて一気に夏の興行大本命に躍り出た感のあるロボット映画『トランスフォーマー』の公開を記念して、今回はロボット(ヒューマノイド含む)映画の傑作選です。

トップバッターは、その『トランスフォーマー』から……。

金属にトランスする未知の生命体!
脅威の映像に酔う 『トランスフォーマー』

トランスフォーマー
8月4日より全国ロードショー
(C)2006 PARAMOUNT PICTURES AND DREAMWORKS LLC. ALL RIGHTS RESERVED
実は当初興味がなかったのですが、全米の盛り上がりを耳にして、すべり込みで試写を観ましたが大正解! 想像を超えた映像にまずびっくり! そして知的生命体としてのロボットに国家機密や政治的問題、青春ドラマも絡めて、お見事な娯楽大作になっています。

日本製玩具の逆輸入のようなカタチでの公開ですが、最初のオモチャは1980年に発売されたそうで、30年近くも前だったのですね。日本のロボット文化に改めて驚きましたが、映画はさすがのハリウッド大作。なんと言ってもビジュアルが凄すぎます。

そしてどこか懐かしさを感じたのは、人間の味方をするロボットたちが、「秘密戦隊ゴレンジャー」などのように、チームプレーで悪漢退治をするヒーローたち。「チームで戦う」これは日本文化に近いなぁと思ったりして……。

最大の見所は、映画史を塗り替える「映像革命」と製作総指揮のスピルバーグの言葉通リです。みなさん!大スクリーンでびっくりしてくださいね。

・2007年/アメリカ映画
・上映時間:144min
・監督:マイケル・ベイ
・出演:シャイア・ラブーフ、タイリース・ギブソン、ジョシュ・デュアメル、アンソニー・アンダーソン
関連リンク

B級テイストの痛快ロボット映画
『ロボコップ』

ロボコップ
ヴァーホーヴェン監督の出世作 『ロボコップ』
近未来アメリカは、巨大企業オムニ社に支配されていました。警官殺し事件が相次ぐある日、警官マーフィもまた一味に惨殺されます。警官のロボット化を計画していたオムニ社は、死亡したマーフィをロボット(ロボコップ)化させます。

大活躍のロボコップはたちまち市民のスターとなりますが、本人の記憶が蘇り、事件に隠された真相に迫ってゆくのです。本当の「悪」は常に社会的強者である図式が用いられています。しかし、ロボコップにはあるプログラミングがなされていました……。

・1987年/アメリカ映画
・上映時間:109min
・監督:ポール・ヴァーホーヴェン
・出演:ピーター・ウェラー、ナンシー・アレン、ダニエル・オハーリヒー

アンドロイドは電気羊の夢を見るのか?
『ブレードランナー』

ブレードランナー
SF史にその名を刻む 『ブレードランナー』
多くのSFファンを唸らせた美術のシド・ミードとSFXを担当したダグラス・トランブルの近未来世界の構築がこの作品の肝と言ってもいいでしょう。

人間になれない人造人間=レプリカントの悲哀と、遺伝子工学の発達で機械とヒューマンの差が縮む社会。人間同士が憎しみ合う現代からすると次の世代間争いは、アンドロイド対人間になってしまうのでしょうか?

◇本作は米国議会図書館の国立映画保存委員会によって「文化的、歴史的、美学的に重要なアメリカ映画」に選出。国立映画作品に登記された映画史上の記念碑的作品となりました。

・1982年/アメリカ=香港映画
・上映時間:116min
・監督:リドリー・スコット
・出演:ハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー、ショーン・ヤング、ダリル・ハンナ

次ページは、人間になりたかったロボットの悲哀を描いた『アンドリューNDR114』と『A.I.』です。
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