『ウォンテッド』
ティムール・ベクマンベトフ監督
来日単独インタビュー【後編】
そして、独自の映像手法について。「今回はモーション・キャプチャーを用いています。実際のスタントと特殊効果のバランスをよく尋ねられますけど、それを明かしてしまったら面白くないでしょう(笑)。今お答えできることは、ひとつ。アンジェリーナ・ジョリーが(車の)ボンネット上で銃を撃つ場面は実写です。シカゴの表通りで撮りましたが、スタントなしに本人が演じてくれています」。また、こうも付け加えてくれました。「You tubeに撮影のメイキングが載っていますよ(笑)」 主人公の良きガイド役ともいえるザ・エクスターミネーター役を演じたのは、ロシア人俳優のコンスタンチン・ハベンスキー。『ナイトウォッチ:NOCHNOI DOZOR』『デイ・ウォッチ』では主演のアントンを演じていました。 世界中での大ヒットをうけ、早々に続編の製作が決定しているが。 最後に『ウォンテッド』をどんな人に観てほしいと思っていますか?と、問うと。 本心は「ひとりでも多くの人に観て欲しい」はず。にもかかわらず、明確な言葉で表現する。ある意味、職人魂にふれた気分。その感受性の強さ、懐の深い人間性に惹かれたことは、言うまでもありません。インタビューの開始時と終了時と2度もがっちりと握手をしてくれました! また、いつか、じっくりお話をうかがいたい監督のひとりとなりました。 |