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『王の男』カム・ウソン単独インタビュー(2ページ目)

12/9[土]~公開『王の男』で主演のカム・ウソン[甘祐晟]氏に来日単独インタビュー。知的で完璧主義者なことから「韓国のトム・クルーズ」と呼ばれています【写真・画像掲載】

執筆者:南 樹里

『王の男』カム・ウソン[甘祐晟]来日単独インタビュー

◆映画通のカム・ウソン◆

『王の男』カム・ウソン[甘祐晟]来日単独インタビュー
「ビル・マーレイの気分になります。誰かがバーで待っていてくれたり、期待して」。
―南:『みじかくも美しく燃え』(1967年、ボー・ウィデルベルイ監督)など映画通でいらっしゃるようですね。俳優になられるにあたって、影響を受けた作品や俳優を教えてください。

カム・ウソン[甘祐晟]:映画はたくさん観てきましたよ。それに成長期の節目ごとに自分を成長させてくれる映画に出会ってきました。小学生で『エクスカリバー』に陶酔していました。中学生で『ディア・ハンター』を観て、戦場をさまようぐらいの気持ちになるほど(笑)。高校生で『ミッション』のデ・ニーロ、大学生で『ライフ・イズ・ビューティフル』に感動した、という感じです。自然に映画への憧れも高まってきました。

◆出演作の決め方◆

―南:そういった経験を生かしつつ、出演作品を決めていらっしゃるのですか。

カム・ウソン[甘祐晟]:意識はしてないのですが、潜在意識に残っていると思うので、感動したシーンの記憶が演技をするうえで、どこかにでていると思います。例えば『ディア・ハンター』でロバート・デ・ニーロとクリストファー・ウォーケンがロシアンルーレットするシーンがあって、それに似たヴェトナム戦争に絡めたシーンが『R-POINT』に描かれていました。それにお互いを疑ってしまって撃つ、っていうシーンもあるところが気に入って出演を決めました。

カム・ウソン[甘祐晟]:『スパイダー・フォレスト 懺悔』は、どの映画っていうわけでなく、記憶を辿っていくテーマに惹かれて出演を決めました。過去の作品は、すごく自分に影響を与えてくれていると思います。今撮っているシーンに似た、過去に見た映画に、自分なりの考えなどを加えながら演技することも多いです。

―南:実は『R-POINT』の韓国チラシでカム・ウソンさんのことを知りました。残念ながら日本では劇場公開にならなかったのですが、次の『スパイダー・フォレスト 懺悔』はしっかり拝見しております。

カム・ウソン[甘祐晟]:ありがとうございます。

『王の男』カム・ウソン[甘祐晟]来日単独インタビュー

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