『夜のピクニック』石田卓也さん単独直撃インタビュー【1】
「80キロという未知の距離を実際に歩くことによって、それがどのように演技につながっていくのか楽しみです」と製作発表時にはコメントしていた石田さんに役へのアプローチから話してもらいました。 これまで演じてきたのは、「アクションとか、正義感の強い青年の役、悩み多き少年とかが多いです。恋愛映画もやってみたいと思いますが、どちらかといえば弱いところを持っている人物を演じるのが好きなので、今までの役は気にいっています」。 「台本を読んでから原作を読みました。実は、最初は原作者の恩田さんを女性だと知らず男性だと思って読んでいました(笑)。僕は、本を読むときって疑問を持つほうなんです。だから融や貴子の態度に仲良くというか、普通に接すればいいじゃないかと思いました」。 「西脇融は、繊細だから気にしちゃうんだと思うんです。不器用だし、人見知りだし。人を近寄らせないオーラみたいなのがあって。僕の中学生時代も同じで人を近寄らせないオーラを発していました。だから役に入りやすかったです」 10代後半って多感な時期は、とがっちゃうもの 「中学の時は、自分もとがっていました。不満もあったし、周囲にも「近寄り難い」って言われて……。今は「丸くなった」って友人に言われます。かわった理由は……大人になったからだと思います(笑)」。 |
『夜のピクニック』ストーリー1000人一緒に24時間夜を徹して、80キロを歩く伝統行事「歩行祭」。 ※本屋大賞:第1回は「博士の愛した数式」。第3回は「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」。 |