映画/映画関連情報

韓流ホラー、続々公開。今年の夏はこの2本 『友引忌』『箪笥』でゾゾーッと

7月劇場公開する韓国発のホラー映画。『友引忌-ともびき-』と『箪笥-たんす-』をご紹介。どちらも韓国で話題になった絶叫!?、号泣!?ホラー。グッズ・プレゼントも実施。

執筆者:南 樹里

『友引忌』『箪笥』韓国ホラーでゾゾーっと

『友引忌 -ともびき-』公式サイト↓『友引忌 -ともびき-』『箪笥』韓国ホラー映画『箪笥』公式サイト↓『友引忌 -ともびき-』『箪笥』韓国ホラー映画

『友引忌 -ともびき-』『箪笥』韓国ホラー映画昨年、あたりから韓国ホラーに動きが出始めている。昨年、日本で公開された『ボイス』(アン・ビョンギ監督)がなんといっても印象に残るところでしょう。「怖すぎるからCMを中止して!」という声があがったなんてことも…ありました。その『ボイス』に主演のハ・ジウォンは、ご紹介する『友引忌-ともびき-』での演技が認められ『ボイス』に出演し、その見事な演技から「ホラー・クイーン」と呼ばれることに。今年の韓国国内での公開作品では、以下の3人の名前が「ホラー・クイーン」の候補にあがっている。それぞれ韓国の公式サイトにリンクしてみたので雰囲気だけでも、どうぞ。(基本的に韓国語、一部英語の選択可能)

『分身娑婆』のキム・ユリ ■『フェイス』のソン・ユンア ■『霊』キム・ハヌル

そして今年のカンヌのフィルムマーケットで、一番人気があったものは韓国ホラーらしい。『猟奇的な彼女』『イルマーレ』のチョン・ジヒョン(全智賢)主演のホラー『4人の食卓』は日本では公開済みだが、欧米からも関心を集めた。他にも先にあげたホラー・クイーンの3作品『フェイス』(ユ・サンゴン監督)、『霊-リョン-』(キム・テギョン監督)、『コックリさん[分身娑婆]』アン・ビョンギ監督)。この中には、日本の大手配給会社が獲得競争を繰り広げているのだとか。ちなみに韓国の夏のテレビ番組では、日本でいう稲川淳二氏のような怪談番組があるという。同じアジアでも中国では、ホラーで涼をとる感覚は一般的ではないらしい。(このあたりは日本に留学されている学生さんからの情報。)

両国の風習の違いを少し。日本では心霊・怪談物を製作する際にお払いを行うが、韓国はどうなのだろう?『シルミド/SILMIDO』の時にも語られたが、撮影前に告祀(こさ)という儀式を行うという。しかもスタッフもキャストも全員揃って。これはジャンルを問わず、どのような作品でも撮影中の安全を願って行うもので、ヒット祈願も兼ねている。

興味深いことに撮影中に起こる怪奇現象に関しての考えは日韓で異なる。日本では縁起が悪いように思われるが、韓国ではヒットする証とみなされるらしく、怪奇現象を望むものなんだとか。

『友引忌 -ともびき-』

『友引忌 -ともびき-』『箪笥』韓国ホラー映画
原題『カウィ』(悪夢)/英題『Nightmare』

大学のサークル「ア・フュー・グッドマン」に所属する仲良しメンバーの6人、ヘジン(キム・ギュリ)、ソネ(チェ・ジョンユン)、秀才のジョンウク(ユ・ジュンサン)、ヒョンジュン(ユ・ジテ)、映画監督志望のセフン(チョン・ジュン)、ミリョン(チョ・ヘヨン)。新メンバーのギョンア(ハ・ジウォン)が入って来たことから…。それから2年後。黙ってアメリカの大学院に進学した友人ソネが2年ぶりに訪ねて来た。「行ったきり音沙汰無しなんてひどい」と言いながらも友人との久々の再会に喜ぶヘジン。だが、どこかソネの様子はおかしい。その顔は恐怖に青ざめ、身体は震えている。ヘジンが訳を聞くとソネは重い口を開いた。「実は逃げて来たの。あの子が私につきまとうの…」「誰のこと?」「ギョンアよ」「何を言っているの、ギョンアは死んだじゃない」。そう彼女の口から出てきたのは、学生時代に投身自殺をしたギョンアの名前だった。やがてサークル仲間もギョンアの姿を見たと怯え始める。


監督:アン・ビョンギ日本語版字幕翻訳:根本理恵
7月3日(土)より新宿シネマミラノ、銀座シネパトス、シネ・リーブル池袋、他全国一斉ロードショー[2000年/韓国/SRD/ビスタサイズ/97分]
配給:松竹邦題
原題
物語
監督/翻訳者
製作年 他
配給会社

『箪笥』

『友引忌 -ともびき-』『箪笥』韓国ホラー映画
原題『チャンファ、ホンニョン』(薔花、紅蓮)英題『A Tale of Two Sisters』(韓国語)

ソウル郊外に佇む一軒家。スミ(イム・スジョン)とスヨン(ムン・グニョン)姉妹が長い療養を終えて帰ってきた。継母のウンジュ(ヨム・ジョンア)は子供たちを歓迎するが、どこか様子が変だ。姉妹の方は、新しい母親を拒絶している。ようやく一家が揃って、一緒に住むようになった。でもその日から…家の中には異様な気配が漂い、幻影を見たり…。スミは死んだ母親の代わりに父、ムヒョン(キム・カプス)の世話をし、妹のスヨンを守ろうとする。ある晩、スヨンは部屋に何者かの気配を感じ怖くなりスミのベッドに潜り込んできた。「わたしが守ってあげる」とスヨンを抱きしめるスミ。しかし、そのスミが亡くなった実母が血を流す幽霊となり蘇る悪夢にうなされる。それからしばらくして継母のウンジュがスヨンを箪笥に閉じ込め折檻した。そのことを父に抗議したスミ。だが父の反応は…「いい加減にしろ」という言葉だった。なぜ!?


監督:キム・ジウン日本語版字幕翻訳:根本理恵
7月24日(土)より新宿シネマミラノ、銀座シネパトス他ロードショー[2003年/韓国/ドルビーSRD/ビスタ/115分]
配給:コムストック
■プレゼント『友引忌 -ともびき-』特製 3D携帯電話ステッカー携帯の液晶画面に貼ると飛び出す…恐怖画像!!5名様

『友引忌 -ともびき-』の上映時間を調べる『箪笥』の上映時間を調べる2004年の夏休み映画をピックアップ

※記事・画像の使用は、版権を有する映画配給会社等の許諾を得て掲載しています。※記事・画像の使用・転載は営利・非営利を問わず禁止です。※リンクは、大歓迎です。詳細は右上の▲リンクをご覧下さい。

『友引忌 -ともびき-』&『箪笥』話題性・人気度・心霊現象について(画像が怖いので、ご注意下さい。)


『映画』トップページへ戻る
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます