ニューイングランドの歴史ある大学の教授として、確固たる地位を築いてきたコールマン(アンソニー・ホプキンス)。しかし、彼の人生は勇退を目前に大きく狂い始める。黒人学生に対する人種差別発言により職を追われ、妻は心労から命を落としてしまう。失意のなかで彼が見出した希望は、心に深い傷を持つ美しい女性フォーニア(ニコール・キッドマン)だった。
原題:『The Human Stain』日本語版字幕翻訳者:太田直子■スタッフ監督:ロバート・ベントン『クレイマー、クレイマー』『プレイス・イン・ザ・ハート』『ノーバディーズ・フール』ほか原作:フィリップ・ロス「さよならコロンバス」(本作を含む近代アメリカ三部作でピュリッツアー賞受賞)脚本:ニコラス・メイヤー『危険な情事』『ジャック・サマースビー』撮影監督:ジャン=イヴ・エスコフィエ『ポンヌフの恋人』『クレイドル・ウィル・ロック』『ベティ・サイズモア』『抱擁』ほか音楽:レイチェル・ポートマン[2003年/アメリカ/シネマスコープ/ドルビーデジタル/108分]配給:ギャガ・ヒューマックス共同配給
【受付終了しました】多数のご応募ありがとうございました▼南の試写コメ人間のシミ、傷や痛み・・・。他人からすると、どうということのない質問を投げかけることがある。でもそれは、その人にとっては、ふれられたくない部分だったり。そういった・・・気持ちを持った人、そういう気分はわからなくても、そう・・・思わされる経験のあった人、自分の人生に照らしあわせ見る人も多いと思う。ニコール・キッドマンとアンソニー・ホプキンスが惹かれあう二人?って設定。んー、イメージわかないと思ったけど、いい感じの雰囲気になっている、さすが。ロバート・ベントン監督は、この『白いカラス』を、「ある男が家族を裏切って、その代償を払うもの」とおっしゃていた。なるほど。原作の方は、作家ネイサン・ザッカーマンが懐古した感じで記されており、鑑賞後に読むとより・・・ハマるものでした。
『映画』トップページへ戻る |