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『タイムライン』公開直前【特集】(2ページ目)

2004年1月17日(土)~公開。マイケル・クライトン原作の大ベストセラーをリチャード・ドナー監督が完全映像化したSFアドベンチャー。【お待たせしました!⇒1/7、監督や主演俳優らのインタビューを掲載】

執筆者:南 樹里

タイムライン
ポール・ウォーカー(役名:クリス・ヒューズ)Q.『タイムライン』に関わる事になった経緯ポール・ウォーカー:仕事がうまくいっているから今すごくノッている気分なんだ。それに次の映画は何にするべきかなんてジレンマに陥るようなタイプじゃないしね。でもこの話がきて、リチャード・ドナーが監督をするだろうということを聞いた時には、最高だなと思ったよ。僕は彼の『グーニーズ』を多分200回は見たね。それに『レディホーク』もお気に入りの映画だし、これはすごいと思ったよ。それに原作はマイケル・クライトンで、しかもパラマウントが製作する映画だ、ときたら絶対だよ。やるしかないと思ったね。Q.自らが演じるクリス・ヒューズという役柄についてポール・ウォーカー:これは基本的には、父親を救いに行く救出劇だ。彼は1357年から抜け出せずにいる。だから中世に浮かれた気分で行くわけじゃない、他に道がなかったんだ。父親が中世にいる!行くしかないし、彼を救い出したいと思っている。このミッションを見届け、全てがうまくいくようにしたいとも思っている。みんなで生きて帰りたいしね。クリスという人物は基本的に、この救出劇において万能選手のように役に立つ人間なんだ。Q.劇中で使用する刀剣についてポール・ウォーカー:僕が使ったのはすごく大きな剣だったけれど、でも重さはたった4.5キロだった。かなり軽い。一つ確かなのは、あんな兵士達とは戦場で戦いたくないってことだね。つまり一緒に仕事している何人かは切っても死なないようなゴツイ男たちで、本気になってかかってくるからすごかったよ。●ポール・ウォーカーPAUL WALKER1973年、カリフォルニア州グレンデール出身。2才からパンパースの広告モデルとしてショービズ界入り。子役として78年からTV番組に出演、86年にはコメディ・シリーズ「スロブ」のレギュラーに起用される。同年、『モンスター・イン・ザ・クローゼット 暗闇の悪魔』で映画デビュー。90年代末から本格的に映画出演を再開。『カラー・オブ・ハート』(98)『バーシティ・ブルース』(99)『ブロークダウン・パレス』(99)などで注目を集めた。『シーズ・オール・ザット』(99)『ザ・スカルズ/髑髏ドクロの誓い』(00)『ロード・キラー』(01)に出演後、『ワイルド・スピード』(01)が大ヒット。続編『ワイルド・スピードX2』(03)も再び全米初登場1位となる大ヒットとなり、同作のキャンペーンで初来日。次回作はアクション・スリラー『Into The Blue』

タイムラインジェラルド・バトラー(役名:アンドレ・マレク)Q.自らが演じる役柄についてジェラルド・バトラー:僕の役名はアンドレ・マレクといって、スコットランド人だが、僕は今までアンドレ・マレクなんていう名前のスコットランド人には会ったことがないね(笑)。ジョンストン教授の助手を勤めていて一緒にドルドーニュ・バレーで発掘を行っている。だから映画の冒頭で教授が何かを調べにニューメキシコ州に向かった時、僕が残された皆を率いる役目を担う。考古学者であり、反体制派の歴史家だが、じつはそれ以上のものがあるんだ。彼には非常に野性的な部分がある。特に中世に行ってからは自分で長弓や剣を使わずにはいられないし、とにかくそういったことに夢中になるタイプだ。だから彼が住んでいる現代社会は、あまり面白い世界ではないんじゃないかな。Q.役作りの訓練についてジェラルド・バトラー:楽しかった。でも緊張したよ。役についたのは撮影が始まる1年前だった。配役されたその日にドナー監督の奥さんであるプロデューサーのローレン・シュラー・ドナーから「今から訓練を始めて」って言われてね。その3ヵ月後だったけれど、実際訓練は6、7ヶ月している。ジムに週4,5日通った。それからイギリスにいる間に長弓のレッスンをして、LAに来てから剣の闘い方と乗馬を始めたんだ。これは以前に経験したけど腕が錆付いていたからね。行く先々でエキスパートが待ち構えていて「さあ、乗馬だ。さあ、剣だ。さあ、長弓だ。」って感じだったから、すごく大変だったよ。Q.リチャード・ドナー監督についてジェラルド・バトラー:ドナー監督と仕事をして思うことは、意図が分かりやすい。自分のしていること、一緒に仕事をしている人全員をちゃんと把握しているということが、こちらにきちんと伝わってくるからね。だから真っ向から「僕はこうしたい!とか、こう思う。」ときちんと言うことができた。確かな選ぶ目を持ち、それによって俳優は全員すばらしい演技を打ち出してくる。それに彼はいい面も悪い面もはっきりと伝えてくれる人だ。明確なビジョンがあって、それがうまくいかない時に「どう言えばいいかな」って悩んでいるから「その言葉はあなたに一番似合わないですよ」って言ったことがある…彼はそれほど素晴らしいんだ。シーンの一つ一つに絶対の自信を持っているのに、彼は気軽に意見を聞いてくれて、話していて楽しい。いい面を引き出してくれるしね。撮影中は色々することがあって時間がないのに、それでも応じてくれる人だ。そして最後に本作をこう語った。ジェラルド・バトラー:これはドラマであり、スリラーであり、ロマンスであり、ファンタジーであり、冒険であり、そういった全ての要素を一つにした作品。でも基本にはサスペンスタッチのドラマというジャンルに入る映画じゃないかな。ジェラルド・バトラーGERARD BUTLER1969年、スコットランド、グラスゴー出身。7年間弁護士としてキャリアを積む。元々、俳優志望でロンドンのマーメイド劇場における「コリオレイナス」での役を得た後、舞台「トレインスポッティング」で主役を演じた。映画デビューは『Queen Victoria 至上の恋』(97)。その後『ドラキュリア』(00)「騎馬大王アッティラ/平原の支配者」(01)の主役。他に『サラマンダー』(02) 『トゥームレイダー2』(03)また『オペラ座の怪人』(05年公開予定)の主演も決定。
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