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『ミシェル・ヴァイヨン』来日会見(2ページ目)

45年の年月を経て映画化。リュック・ベッソンが脚本を手がけた人気コミック「ミシェル・ヴァイヨン」12月20日[土]~公開。初日は主演俳優が3都市を巡回し舞台挨拶を実施する!

執筆者:南 樹里

ミシェル・ヴァイヨンミシェル・ヴァイヨン会見の合間にレーシング・スーツに着替え再登場サガモール・ステブナン(左)とピーター・ヤングブラッド・ヒルズ(右)ミシェル・ヴァイヨン11月8日、第16回東京国際映画祭で『タイタニック』以来のワールドプレミアとして世界初上映。その前日の7日には、製作・脚本のリュック・ベッソンらスタッフ、キャストによる記者会見が、東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルにて行われた。サガモール・ステブナン、製作のピエランジュ・ル・ポギャム、フィリップ・バス、ピーター・ヤングブラッド・ヒルズミシェル・ヴァイヨン黒地にNIKEの白ロゴのTシャツを着たリュック・ベッソンは、脚本と製作で参加している。「『ミシェル・ヴァイヨン』ファンクラブ会長のリュック・ベッソンです。本日はみなさんにファンクラブの会員証をお渡しましょう…でも有料です。」とウィットに富んだご挨拶で会場を沸かせていた。また原作コミックについての質問に対しては「フランスの男の子だったら誰もが読んで育ってきたコミックで、私たちのルーツと言っても過言ではないです」とキッパリ。脚本についても「このコミックは数十年に渡って人々に愛されてきたもので、ファンの人はそれぞれに思い入れのあるシーンやレースがあるだろうから、そのあたりを壊さないよう、かつ素晴らしい映画にしないといけなかったために脚本作りはとても苦労しました」「撮影は技術的に困難な作業になるだろうと考えていました。ル・マンの最中に撮影するなんて、常人の発想ではありませんから。レースに参加するのは、真の意味でチャレンジでしたがフィルムに高いクオリティと真実味を加える切り札でもありました。」その言葉どおりレースシーンの迫力は、レース好きにはなまらない仕上がりになっています。
ミシェル・ヴァイヨンサガモール・ステヴナン Sagamore Stevenin1974年、パリ生まれ。俳優ジャン=フランソワ・ステヴナンの息子。91年にクロード・ジディ監督作『La Totale!』で映画デビュー。近年はカトリーヌ・ブレイヤ監督作『ロマンスX』(98)で大胆なヌードを披露。ピエール・グランブラ監督作『銀幕のメモワール』(00)。02年に本作のルイ・パスカル=クーヴレア監督のデビュー作『略奪者』にジャン=ユーグ・アングラードと共に主演している。
ミシェル・ヴァイヨン ピーター・ヤングブラッド・ヒルズ Peter Youngblood Hills1978年、南アフリカ、ヨハネスブルグ生まれ。アメリカ人の母とイギリス人の父の下、ボツワナで育ち、以降はアメリカのインディアナ州、テネシー州、イギリスのスコットランド、ロンドンと転々と移住。北ロンドンのミル・ヒル市立学校を卒業。演技のキャリアを積むことを志望、やがてTVコマーシャルと舞台で頭角を現した。98年にケイト・ウィンスレット主演の『グッバイ・モロッコ』でヒッピー役で本格映画デビュー。以降は、レオナルド・ディカプリオ主演のダニー・ボイル監督作『ザ・ビーチ』(00)のゼフ役、エミー賞5部門ノミネートとなったマッキノン監督によるTVムーヴィ『ザ・ブロンド爆弾最後のばら』(00)、スピルバーグ製作のTVシリーズ『バンド・オブ・ブラザース』(01)などに出演している。最新作はダンカン・ロイ監督のイギリス映画"AKA"。『ミシェル・ヴァイヨン』でフランス本格デビューとなる。
※著作権は撮影者・南樹里及びオールアバウトジャパンに帰属します。 ※記事・画像の無断使用及び直リンクは営利・非営利を問わず禁止します。
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