サイモン・ヤム(チェン・ロー役)(中国山中にアジトをかまえるシンジケート、シェイ・リンの一味)1955年3月19日、香港生まれ。80年代から125本以上の映画、40本以上のTVに出演している大ベテラン。 |
『トゥームレイダー2』の撮影は、ロンドン郊外のパインウッド・スタジオを本拠地に、半年にわたって行われたが、その間、ヤン・デ・ボン監督が率いる撮影隊は、ララ・クロフトと同様に何度も大規模な海外遠征に出かけている。最初のロケ地は、映画のオープニングのこのギリシア、サントリーニ島。アトランティスの失われた王国ではないかという説があるこの島は、まさにララの冒険譚には最適な場所となった。 |
ロケとロケの合間を縫うセット撮影は、パインウッド・スタジオをほぼ独占して行われた。前作に続きプロダクション・デザインを手がけたカーク・M・ペトルッチェリは、合計102のセットを組み立てた。「この映画に登場する“トゥーム”は、古典的な月の神殿から、現代的なライス博士の研究室に至るまで、多岐に渡っている。最も大きなスケールのセットは月の神殿で、これはパインウッドにある007ステージに作り上げた。ここから物語が始まるだけに、壮大で荘厳に見えるように苦労したよ」と、ペトルッチェリは語る。4.5メートルのアレクサンダー大王のブロンズ像が鎮座する月の神殿は、ドリア式の巨大な円柱で支えられている。とりわけて難しかったのは、月の神殿が余震で崩壊寸前になるシーンで、一部が水に浸かり、残りは45度に傾いた状態のセットを作る作業に苦労したそうだ。 |
『トゥームレイダー』に引き続き衣装は、リンディ・ヘミングが担当。身体にフィットしたシルバーのウェット・スーツは、日本と中国の生地を使って合計8着作られたそうだが、水中では日本の生地のほうが映えるため、撮影には日本製がメインに使われた。また、『007/ダイ・アナザー・デイ』でハル・ベリーのためにオレンジ色のビキニをデザインしたヘミングだが今回のアンジェリーナのためには黒のビキニをデザインしている。 |
『トゥームレイダー』でララのキャラクターを作り上げることができたから、『トゥームレイダー2』ではララのことをもっと深く知ってもらいたい。ララが恐れていること、ワクワクすること、好きなことを! |