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『永遠のマリア・カラス』【オススメ映画】(4ページ目)

7月19日(土)~公開。晩年のカラスの謎をフランコ・ゼフィレッリ監督が映画化!『8人の女たち』でも独特の雰囲気をかもし出していたファニー・アルダンがその魅力を存分に発揮したのが本作。

執筆者:南 樹里

▼南の試写コメ配給会社から何作かまとめて試写状をいただいていた中で一番気になっていた作品。『8人の女たち』でも独特の雰囲気をかもし出していたファニー・アルダン。その魅力を存分に発揮したのが本作。まさにマリア・カラスが彼女のもとに降りてきたよう。残念ながら世代が違うので生の歌声を聞いたことはないが、どれも耳にしたことがある曲(歌声)ばかり。生誕80年を記念して製作され、日本では東芝EMIから続々とCDが発売予定でもある。女性ならかなりぐぐーっとくるものがあるのではないかと思います。オナシスとの別れに傷つき、自分の殻に閉じこもってしまう。そんな彼女に救いの手を差し伸べるのは、長年の仕事仲間。情熱的で、わがままで、気まぐれな性格も許せちゃうそんな魅力を感じました。彼らによって失意のドン底から一歩ふみだす力を与えられ、光のもとに。茂本ヒデキチさんの描かれたポスターもお洒落。字幕の古田さんは大のオペラ好きとのことで、翻訳中にも一緒になって口ずさんでいたそう。[2003年6月26日GAGA試写室]
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