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『夏休みのレモネード』監督インタビュー(4ページ目)

6月28日から公開の心に沁みる感動作―『夏休みのレモネード』。既にメルマガでも告知しましたがピート・ジョーンズ監督のインタビューを作品の内容とともに掲載しました。♪プレゼントもあり!

執筆者:南 樹里

★☆INDEX☆★【1】プロジェクト・グリーンライトって? 【2】ストーリーなど【3】グランプリ獲得! (インタビュー)【4】ベン・アフレック&マット・デイモンの話(インタビュー)【5】監督が語る製作秘話(インタビュー)『公式サイト』
『夏休みのレモネード』(原題:Stolen Summer )6月28日~シネスイッチ銀座7月5日~関内MGA(旧 関内アカデミー)にて公開
夏休みのレモネード(C)2001 Miramax Film Corp All Rights Reserved
Q:ベンとマットにどんな相談を?まず配役で迷ったとき、候補が3人いて最終的に誰にすればいいのか。ビデオを見ても3人ともよく見えて困ってた。それで彼らなら同じ俳優の目を通して誰がいいかわかるだろう?ってね。E-mailで相談したのは脚本の書き直しをどうするか、困ったときだった。なんといっても彼らはアカデミー賞の脚本賞をとってるんだから。ちょうどその時マットは『オーシャンズ11』、ベンは『トータル・フィアーズ』の撮影中だった。それでも忙しいのにちゃんと相談にのってくれた。Q: ベンやマットとのエピソードは?いっぱいあるけど。そうだなぁ~。ベンと一緒にバーに飲みにいったら女の子がワァーと集まってきちゃって「ほら、スターは大変なんだよ」って言うんだ。そして「いいよなぁ~君は。結婚もしてるし、羨ましいよ」って。あんなにモテてるのに僕を羨ましいだなんて言うんだよ。僕が喜んで変わってあげるよ!って思ったね。そんな夢のような話はないからね。するとベンが「だってさ、君には君自身を愛してくれている女性(奥さん)がいるけど。僕はお金や名声を手にした。だからこの先、僕の本当の姿を愛してくれる女性と出会えるのかわからないんだから」って。何よりもあの二人は、大スターなのに自分たちのことを特別だと思ってないんだ。今でもボストン出身の普通の男で、たまたま成功したと思ってるんだよ。<ふ~ん。とするとジェニファー・ロペスは本当の彼を愛してくれてるってことですか…???今となっては、オノロケに聞こえたりして。>
プロジェクト・グリーンライト
左:マット・デイモン 中央:ピート・ジョーンズ 右:ベン・アフレックQ:マットとは同じ年ですよね?コンテストの優勝が決まる前に、マットの方から「僕たち同じ年なんだよね」って声をかけてくれた。僕は人生でコレといったことは何もしてないのに対して、彼はスターだし、全然違うなって感じたけどね。それからベンは僕らより2歳下だけど、70年代生まれってことで3人でよく話したし笑ったりしたな。今と違ってあの頃は、もっとイノセントだった。男の子が勝手にどこかへ行ってしまっても親は心配しなかったものさ。だけど今は大変だよね。
このあとは、監督の製作秘話を⇒

ピート・ジョーンズ/監督・脚本1970年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学で放送ジャーナリズムと演劇を専攻。地元の劇場や学校演劇に役者として参加する。92年に卒業後、ミズーリ州コロンビアのテレビ局でニュース番組のスポーツ・アナウンサーを経験したのち、父親と同じ保険業界に入る。かたわらで脚本家への夢を持ちつづけ、妻の後押しを得てロサンジェルスに移住。映画の製作助手として働きながら脚本を書きため、本作がプロジェクト・グリーンライトに選出され、監督・脚本家デビューを果たす。ベン・アフレック/製作1972年、カリフォルニア州バークレー生まれ。92年に『青春の輝き』で映画デビュー。97年に、マット・デイモンとともに書き上げた脚本『グッド*ウィル*ハンティング 旅立ち』がミラマックスによって映画化。この作品で俳優としても脚光を浴び、以後は以前から親交の深いケビン・スミス監督などによる小規模な作品とハリウッド超大作の両方で活躍。また、2000年にマット・デイモン、クリス・ムーア、ショーン・ベイリーとともにライブ・プラネット社を設立した。これまでの出演作品に『モール・ラッツ』(95年)、『チェイシング・エイミー』(97年)、『恋に落ちたシェイクスピア』(98年)、『パールハーバー』(01年)、『チェンジング・レーン』(02年)など。マット・デイモン/製作1970年、マサチューセッツ州ボストン生まれ。ハーバード大学在学中に『ミスティック・ピザ』(88年)の端役で映画デビュー。ベン・アフレックとともに書き上げた脚本『グッド*ウィル*ハンティング 旅立ち』(97年)の主演も果たしてシンデレラ・ボーイに。同作でアカデミー主演男優賞にノミネートされ、脚本賞を受賞。以後は俳優として順風満帆にキャリアを積んでいる。これまでの出演作品に『レインメーカー』(97年)、『プライベート・ライアン』(98年)、『ラウンダーズ』(98年)、『リプリー』(00年)、『すべての美しい馬』(00年)、『オーシャンズ11』(01年)、『ボーン・アイデンティティー』(02年)など。クリス・ムーア/製作長年の親友であるベン・アフレック、マット・デイモンらと設立したライブ・プラネット社の最高経営責任者を務める。それ以前に自ら創設したフュージョン・スタジオズで『グッド*ウィル*ハンティング 旅立ち』(97年)、『アメリカン・パイ』(99年)、『完全犯罪』(99年)、『レインディア・ゲーム』(00年)、『恋の方程式』(01年)などを手掛けた。
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